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A Film About Coffee (ア・フィルム・アバウト・コーヒー)
2015年12月12日公開

A Film About Coffee (ア・フィルム・アバウト・コーヒー)

A FILM ABOUT COFFEE

662015年12月12日公開

rai********

3.0

ネタバレサードウェーブと生産者農家とを結ぶ

欧米日のバリスタやカフェのオーナーと、ルワンダやホンジュラスの生産者とを行ったり来たりする構成。貧困国のかわいそうな農家と、先進国の何も考えていない消費者、というわかりやすい描き方ではなく、両者がほぼ対等に描かれている印象。 これは、実際に生産者の暮らし向きや地位が向上したのか、ここに紹介されるスペシャルティコーヒーとは縁のない貧農がいまだに圧倒的多数なのか、それともステレオタイプ的描き方をしなくなったのか…おそらくすべてあるのだろう。 生産者とのダイレクトな取引により、生産者のコミュニティにコミットし、コーヒーの品質も、生活の質も改善できるという。ルワンダでもコーヒー豆摘みは人手で行われる。まるでチェリーのよう。洗って乾燥させると、やっと豆っぽく見えてくる。歌いながら足で洗浄する姿がアフリカ的。完全洗浄(Fully washed coffee)にするために、2㎞先に蛇口を備えた。それでも2㎞歩いて水を運ばねばならない。 ホンジュラスの生産者は、永遠に買うと言ってくれたと喜ぶ。そして初めて飲むエスプレッソとカプチーノ。そう、コーヒーやカカオの農家のほとんどは、自分たちの作ったものが最終的にどう届いているか知らないのである。 アメリカの評論家によると、シングルオリジンであれば浅煎りがよい、なぜならダークローストにするとごまかしやすい、熱い時はアロマ(香り)を楽しみ、温度が低くなってからいろんな味を楽しめるようになる、とのこと。なるほど。シングルオリジンで深煎りやエスプレッソにはしないのだろうか? ドリップとエスプレッソ、圧力のあるなしの違いだけで、本質は同じ?それとも全然違うもの?という両方の意見が紹介されていた。浅煎り、深煎り、抽出成分、そしてもちろん苦みなども違うように思えるけど、案外本質は同じなのかもしれない。

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