2016年5月20日公開

ガルム・ウォーズ

GARM WARS: THE LAST DRUID

922016年5月20日公開
ガルム・ウォーズ
2.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

戦いの星アンヌンの創造主ダナンは、死んだ個体の記憶を複製した別個体に転写できるクローン戦士・ガルムを作り上げる。ガルムと彼らから崇められる犬のグラ、そして鳥が生息するアンヌンだが、そこからダナンが去ったことで三つの部族が星の覇権をめぐって争うようになる。そんな中、空の部族コルンバのカラ(メラニー・サンピエール)、陸の部族ブリガのスケリグ(ケヴィン・デュランド)、情報操作が得意な部族クムタクのウィド(ランス・ヘンリクセン)が運命的な出会いを果たし、ガルムの秘密をめぐる旅に出るが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(55件)

ファンタジー28.4%不思議13.8%絶望的8.6%かっこいい7.8%スペクタクル7.8%

  • カーティス

    1.0

    説明がド下手

    異星を舞台にしたSFもの。クローン戦士ガルムたちが果てしない抗争を続ける惑星アンヌンを舞台に、敵対するガルム同士がひょんなことから手を組み、自らの出生の秘密を求めて禁断の地へと旅するというストーリー。 地球と関係ない場所を舞台にした作品は、どれだけスムーズに設定を説明できるかで明暗が分かれます。説明がうまければ世界観やストーリーに没入しやすいですし、下手な場合は没入できないまま終わることだってあるからです。 この作品ははっきり言って下手です。まず無駄な情報が多すぎます。冒頭から八つの部族だのダナンだのガルムだのグラだのと固有名詞がどんどん出てくるのですが、ぶっちゃけ全部覚える必要はありません。現存する3つの部族とガルムの設定、創造主がいること、トルイドなる者がいることという、この4つさえ抑えとけばなんとかなります。あとは流してもそんなに問題はないのですが、初見だとどの情報が必要なのか非常にわかりづらいのです。 本筋に関わらない情報があってはならないとは思いませんし、むしろそれが世界観に深みを与えてくれることもありますが、本作の場合は、作品の理解をいたずらに妨げているだけだと感じます。 加えて大仰な台詞回しがわかりづらさに拍車をかけています。 では設定がわかれば面白いのかというと、そうでもないというのが正直な感想。ガルムたちの感情がきちんと描かれていないので、話が平坦に感じてしまいました。主人公たちが禁断の地へ赴く理由にしても、どこかふわふわとしていて掴みどころがないのです。例えば、主人公が自分の境遇を疑問に思うようなイベントがあればまだわかるのですが、そういう展開はほとんどなし。 ひょっとしたらガルムが人工的に作られたクローンだから、感情を表に出す展開をあえて避けたのかもしれませんが…いずれいせよ、個人的にはうまくいっていたとは思えませんでした。 というわけで、ここ最近見たSF・ファンタジーものの中だとぶっちぎりで酷い映画でした。 唯一良いなと思ったのがグラという犬の描写。ヨタヨタと歩く姿がとても愛らしいバセットハウンドで、無機質な作風のなかで数少ない生気を感じるキャラでした。また、グラを追う丁寧なカメラワークに、犬への確かな愛情も感じました。こういう描写がもっとあれば、わかりにくくても愛着がもてる作品になっていたかもしれません…。

  • 宮崎是彰

    2.0

    雰囲気は良いのですが

    基本的に押井守版攻殻機動隊の実写したらって感じの雰囲気がある作品です。 とはいえ、この作品を実写でとった意味はたぶんありません。非常にアニメ的な台詞回しにアニメのような演出。最近のSFはそういう傾向はありますが、これはかなり飛び抜けています。リアル志向の作品というか俳優さんの演技力や所作で魅せないと行けない部分がぽっかりとないので世界観やリアリティをかなり損なっているように感じました。 置いてきぼりはSF作品あるあるなのですが、これはかなり響く人が少ないように思います。役者さんがいる以上、そちらの方から説得力を持たせるべきだったと思います。雰囲気が良いだけにかなり損をしていると思います。

  • nur********

    2.0

    堂々たる失敗作

     公開初日に都会の映画館に行ったが、席はガラガラ。  興行収入ランキングトップ10には姿を現さず。  公開1ヶ月で、ほとんどの地域で公開が終了。  Yahoo!映画での評価は2.67点。レビュー数は38件。  IMDBでの評価は4.7(ちなみに『アヴァロン』6.6、『イノセンス』7.6、『攻殻機動隊』8.0)。  日本での宣伝を鈴木敏夫が担当するため、『イノセンス』のときと同様、節操のない宣伝攻勢が繰り広げられるのかと思いきや、日本語版を作って有名脚本家を宣伝材料に引っ張ってきただけで、後は何もせず。  なぜだろうと思ったが、その理由は映画を観れば明白だった。こんな内容じゃいくら宣伝しても客を呼べず、宣伝費が無駄になってしまうからだ。最初からヒットさせる気などなかったのだ。  つまるところ、堂々たる失敗作だ。 -------------------------  1番まずいのは脚本だ。  制作費に20億円もかけておきながら、わずか4人+1匹によるロードムービー。単純極まりない物語。意味不明のクライマックス。消化不良のラストシーン。  どう見てもB級映画だ。この脚本で企画にゴーが出たのが不思議だ。  押井氏は『これが僕の回答である。』という本で、 > 予算が上がればクライアントが要求するスペックも上がる。派手なエンターテインメント性も要求される。 > それは『スターウォーズ』なのか『ブレードランナー』なのか、(……)そういう種類の選択になってくる。それだけのスタイルの違いをひとりの監督が使い分けられるのかと思うのかもしれないけれど、僕の場合はできる。(p.116-117)  と書いている。  20億円といったら『エイリアン2』とほぼ同じ予算だ。『ガルム・ウォーズ』は明らかに『エイリアン2』と同等の娯楽性を持った映画ではない。この本での断言は一体何だったのか。 -------------------------  映像面にも不満が残る。  18年前の制作発表時は「実写にアニメーションの方法論を持ち込んだ『新しい絵』」「ハリウッド的なCGとは違うデジタルの文法」という謳い文句だった。  上記の『これが僕の回答である。』でも、 > 単にハリウッド的なCGを追いかける限り、(……)近々公開される『スターシップ・トゥルーパーズ』にすら勝つことができないのは目に見えている。(p.89)  と述べている。  しかし実際できあがった映像はどうだろう。  戦艦による戦闘場面は迫力満点だが、これはフル3DCGで作られており、ハリウッド的なCGの使い方と変わらない。  ハリウッドと同じ手法でありながらハリウッドより予算が低いためか、ここのレビューでも「CGがショボい」という感想が見られる。自分はショボいとは思わなかったが、ハリウッド映画を見慣れている人には情報量が少なく見えるのかもしれない。  人物がメインとなるロードムービー場面については、ただ実写映像に多少の加工を施しているだけだ。そのため映像から受ける印象はあくまで「実写」だ。  そのため戦艦の場面と人物の場面の落差が激しく、水と油のように分離して見える。  低予算だった『アヴァロン』の方が、実写とCGのなじみが良かったというのは皮肉な話だ。 -------------------------  これで16年前に企画を凍結したバンダイの判断は正しかったと証明されてしまったわけだ。  実写版パトレイバーに続き、大作2本でチョンボをかましてしまった押井氏には、『イノセンス』に続き宣伝能力がないことを示した鈴木敏夫と共に引退し、静かに余生を過ごしてもらいたい。

  • とし

    1.0

    この国が棄てた幻想を、再び。

    2020年10月4日 映画 #ガルム・ウォーズ (2015年)鑑賞 #押井守 監督作 いろいろと示唆に飛んだ作品を撮ろうとするときの押井守は失敗するな ナウシカとかラピュタとかにも影響を受けているんだろうが、娯楽性がなく、カッコつけすぎなだけの作品 こういう作品は向いてないのにな! 気づいてほしいな!

  • tak********

    3.0

    良くも悪くも押井作品

    壮大なテーマを低予算で、またまた押井守監督がCGと実写で登場。色々言いたいことはあるとは思うが、押井作品の軸はぶれません。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ガルム・ウォーズ

原題
GARM WARS: THE LAST DRUID

上映時間

製作国
カナダ/日本

製作年度

公開日