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ガルム・ウォーズ (2015)

GARM WARS: THE LAST DRUID

監督
押井守
  • みたいムービー 44
  • みたログ 269

2.28 / 評価:234件

説明がド下手

  • カーティス さん
  • 2021年8月22日 21時49分
  • 閲覧数 103
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

異星を舞台にしたSFもの。クローン戦士ガルムたちが果てしない抗争を続ける惑星アンヌンを舞台に、敵対するガルム同士がひょんなことから手を組み、自らの出生の秘密を求めて禁断の地へと旅するというストーリー。

地球と関係ない場所を舞台にした作品は、どれだけスムーズに設定を説明できるかで明暗が分かれます。説明がうまければ世界観やストーリーに没入しやすいですし、下手な場合は没入できないまま終わることだってあるからです。

この作品ははっきり言って下手です。まず無駄な情報が多すぎます。冒頭から八つの部族だのダナンだのガルムだのグラだのと固有名詞がどんどん出てくるのですが、ぶっちゃけ全部覚える必要はありません。現存する3つの部族とガルムの設定、創造主がいること、トルイドなる者がいることという、この4つさえ抑えとけばなんとかなります。あとは流してもそんなに問題はないのですが、初見だとどの情報が必要なのか非常にわかりづらいのです。
本筋に関わらない情報があってはならないとは思いませんし、むしろそれが世界観に深みを与えてくれることもありますが、本作の場合は、作品の理解をいたずらに妨げているだけだと感じます。
加えて大仰な台詞回しがわかりづらさに拍車をかけています。

では設定がわかれば面白いのかというと、そうでもないというのが正直な感想。ガルムたちの感情がきちんと描かれていないので、話が平坦に感じてしまいました。主人公たちが禁断の地へ赴く理由にしても、どこかふわふわとしていて掴みどころがないのです。例えば、主人公が自分の境遇を疑問に思うようなイベントがあればまだわかるのですが、そういう展開はほとんどなし。
ひょっとしたらガルムが人工的に作られたクローンだから、感情を表に出す展開をあえて避けたのかもしれませんが…いずれいせよ、個人的にはうまくいっていたとは思えませんでした。

というわけで、ここ最近見たSF・ファンタジーものの中だとぶっちぎりで酷い映画でした。
唯一良いなと思ったのがグラという犬の描写。ヨタヨタと歩く姿がとても愛らしいバセットハウンドで、無機質な作風のなかで数少ない生気を感じるキャラでした。また、グラを追う丁寧なカメラワークに、犬への確かな愛情も感じました。こういう描写がもっとあれば、わかりにくくても愛着がもてる作品になっていたかもしれません…。

詳細評価

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