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ちはやふる -下の句- (2016)

監督
小泉徳宏
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3.83 / 評価:3,907件

かるたが楽しかった時

  • 出木杉のびた さん
  • 2016年5月1日 6時05分
  • 閲覧数 5330
  • 役立ち度 39
    • 総合評価
    • ★★★★★

いい歳をしたおじさんの涙線緩みっ放しで困った。眠りネタで笑わせた後、新への想いが噴出する再会シーンから、既に胸キュンである。「上の句」ではチームとしてまとまっていく五人の姿が描かれたが、「下の句」では新とクイーン・詩暢の存在が千早の心をかき乱し、チームに亀裂を生じさせる危機を招いてしまう。千早は何の為にかるたを続けているのか。新は何故かるたをやめてしまったのか。そして「ちはやふる」の意味することとは…。既に一人の新と、団体戦などお遊びだと一人で戦ってきた詩暢。彼らを追いかけ一人になろうとしてしまう千早を、かるた部メンバーが支えてくれる様子に、温かい感情が込み上げてくる。

広瀬すずちゃんは当然美しく、大きなスクリーンでも映えているが、詩暢役の松岡茉優の堂々としたクイーン振りも素敵であった。常に挑戦的でありながら、時折見せるキャラへの執着が可愛く、このツンデレがまた堪らない魅力であった。詩暢に千早の存在を知らせる小道具として、キャラもののタオルが使われ効果的。

競技シークエンスは、本作も盛り上げてくれて面白い。スローモーションが今回も的確だ。女優たちの美しい姿、表情から読み取れる様々な想いが、情感たっぷりと伝わってくる。舞い上がるかるたの意味もまたしかり。千早と詩暢の対戦が熱い。圧倒的な強さを誇るクイーンに対して、成す術もない千早。「荒ぶる」と「ちはやふる」の違いを知り、彼女は成長する。そして太一も救われた新の言葉から、かるたをやる意味を悟る展開が素晴らしい。あくまでも個人で戦っている詩暢に対して、個人戦でありながら団体戦のチームワークで戦う千早の楽しそうな表情は、観ているこちらまで嬉しくさせる魅力に満ち満ちている。

端沢高校競技かるた部の五人は、絆に結ばれた素晴らしいチームの団結力を得た。本作公開初日の舞台挨拶の際、続編の決定が発表され、すずちゃんが泣き崩れた。この映画での共演者たちとの楽しい撮影の日々が、彼女にとって如何に大切な時間であったかが想像される。僕は「上の句」の撮影で一日だけエキストラとして参加したが、このメンバーのチームワークの良さを、間近に感じ取ることができた。撮影を終わりたくないという気持ちがこちらまで伝わってきたのだ。その情熱が、そのままこの映画には映し出されている。

詳細評価

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