2016年7月29日公開

シン・ゴジラ

SHIN GODZILLA

1202016年7月29日公開
シン・ゴジラ
4.1

/ 41,647

59%
17%
8%
4%
12%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5,946件)


  • kun********

    5.0

    世界の評価は?

    本日アマゾンプライムで2回目の視聴。ブルーレイも購入したが、特典映像のみ視聴。監督の強いこだわりを学べ、非常に満足の特典映像だった。原発問題、日本の政治、東京の魅力発信、新しいゴジラ像、アメリカ版ゴジラの正しいリメイク、そして幼き日に見たゴジラ。すべてを完全に一本の映画にした功績は大きい。英語の発音も良く練習している。ただ気を抜いた台詞は、発音がジャパニーズに。でもそんな挑戦的な所が素晴らしい。韓国の映画も良いけど、日本の映画もね。海外の反応はどーなんだろう。

  • afl********

    4.0

    思うところは色々ありますが、一つの解釈として良い作品

    ところどころ監督の好きな演出が見られ、BGMの大半がエヴァ…ゴホっ…。 のような感じがしますが、気のせいにしたいところです。 カット割りは意欲的で、今の日本の役者の演技第一路線とは違い、監督が見たい物を見ているという感じです。そのため、長く引っ張るようなことはせず、面白いカットがたくさんあるので、長い作品であるにもかかわらず、飽きたりするようなことはなかったです。 ただ、役者のうんちく話がどうも…。 セリフの上手い下手が顕著に出ています。 例えて言うなら「風立ちぬ」…。でしょうか。 そのため、わざとらしさが緊迫感を和らげてしまって、現実に戻されてしまいます。 映像は素晴らしいと思います。 市街地のCGは終始違和感がありませんでした。 電車が物理的にちょっとあり得ないところはありましたが…。 それでも、実写、CG、模型と上手に使い分けられており、非常に見応えがありました。 人が被害にあうシーンは少ないです。 年齢制限を意識しているのでしょうか。 最後辺りに司令部分が野外になっていますが、カメラアングルにゴジラを見据えたカットがなかったので、場所の雰囲気が少し分かりづらかったです。 ラストあたり、ゴジラが沈黙してからわかるので、ちょっとやきもきしました。 ゴジラファンからすれば、王道路線から外れた印象を持たれることと思いますが、一つの新しい解釈として、よい作品であるように思いました。 最後の「終」は固定してほしかった…。

  • aoz********

    3.0

    石原さとみと塚本晋也は×海外製のゴジラよりも良かったが、日本の誇りとかは違和感

    海外製のゴジラ映画とは違う、普通の生活をしている我々の日常である都会に進行してくると言う リアルな恐ろしさを出していもあって良かった。ただ アクションという面では前半に比べ 後半は やや尻すぼみです。 他の方も描かれているように ややゴジラに対応する人間たちの会話 がやや多いです。 日本の誇りというレビューもありましたが 少し違うような気はします。最初出てくる 大杉漣の総理大臣は国民のことを 第一に考えており現実の 現実の 理研や派閥自分のやりたいことをやるような 首相とはだいぶ違う印象。 あんな 国民重いの総理大臣ならば ならば今すぐにでも首相になってもらいたいです。 どうせああなるならば、 現実の政治家達のように 表面だけで実際は 一般庶民や国民のことなど考えず、自分たちの利権や派閥などをしか考えてない 政治家たちが出ていた方が、リアルで今の世の中を変える力もあると思いました。 初代ゴジラを受け継いだ者部分が多々あるそうなのでそちらを見てみるとさらに深くは楽しめるかもしれないです。 ゴジラのシーンはリアル且つ迫力があって海外製のものよりも良かった。 初代を除く過去のやや子供向けのゴジラ映画や海外のゴジラは怖いと思ったこともないのですが、 今回のゴジラは得体の知れない恐ろしさみたいのを感じましたね。 ゴジラのシーンはとても良かったですただ 主要キャスト以外も 人間の台詞でところどころ棒読みのセリフが引っかかります。 DVD を blu-ray 化する時には差し替えた方がいいのではないでしょうか。 あと石原さとみが英語がヘタすぎ! 英会話学校の コマーシャル 言ってたような気がするのですが、アメリカで大統領にもなる やり手の女性としては 英語がヘタすぎます。 私はどちらかと言うと石原さとみが好きな方なんですが今回はいただけない。 特にジーラなどというのは 良い映画を作りたいスタッフ側が、上からしがらみで役柄に合わない女優を無理やり使わせやがって !そういうことするとホラ結果はこうなるぞとと言うメッセージもあるのかと思うほどです。 無理にでも起用しなければ行かなかったのかもしれませんが、体格的にも英語も役柄には合っていなかった。 人材がいない学生映画みたいです。 米倉涼子的なような、 バリバリの 海外のトップ キャリアウーマンを演じられるもっと適した人がいたのではないでしょうか。 塚本晋也も官邸のスタッフで出ていますが素人がそれっぽい雰囲気を出した感じになっていて、冷めてしまいます。 色々書きましたが ゴジラに対する恐怖や リアリティ迫力など良い所もある映画でした。 次回作などがあるならば悪い部分は改善してもう少しアクションを見たいです。

  • zui********

    5.0

    シンゴジラ

    すごく盛り上がりました。

  • もも

    3.0

    評判いいみたい

    この作品結構評判いいみたいですね、現実に起こった時の政府の行動原理がこれでもかと解釈、説明でちょっとウンザリだが、一番違和感あったのはゴジラのお子様状態の幼虫?あの無機質な目ん玉!何か狙いがあってデザインしたのか?監督に聞きたい。

  • ぜく

    2.0

    うーん、この…

    早口なのは百歩譲っていいとして、早口な上に滑舌が悪過ぎて日本語なのに字幕有りで観ないと何言ってるか分からない。

  • ウクレレおじさん

    1.0

    ゴジラが可哀想

    最初、気持ち悪い芋虫みたいな、怪獣をゴジラが殺すのかと、思って見てたら、ゴジラ本人だった…ただ、歩いてるだけやのに、足元新幹線や在来線で無人爆弾で爆破されて、ビルの下敷きになり弱りきったところで、生コンクリートを大量に飲まされて、殺されるオチ。ヤクザのリンチにも見えた。

  • お茶

    3.0

    ノスタルジーには浸れない

    幼少期ゴジラ、モスラ、ガメラ大好きでした。 大人になってからゴジラ作品はこの作品が初めて。 自分が好きだったゴジラはここにはいない。 最初上陸したときのくねくね動くまだ幼生(?)のようなゴジラはすごく怖かったです。 いや、怖いというより気持ち悪かった、ぞ~っとしました。 その後はゴジラよりも政府の閣僚たちのせめぎあいみたいな場面が多くて、早口で理解が追いつくのが遅かったです。セリフの内容を理解していないかも。 理解してなくても迫力あるゴジラでしたし、難しい映画ではないですけど。 子供のころ好きだったゴジラ再び・・というのではなく、もしリアルに日本にゴジラがあらわれたら・・・政府はこれを観て学習しておいたらいんじゃね?てちょっと思ってしまうような作品でした。自分の中で新・ゴジラでしたw

  • 紀野良可

    3.0

    早口過ぎる

    面白い映画だとは思ったが、セリフが早口過ぎて終始小賢しい印象。リアルさを演出するためかも知れないが、逆にわざとらしくて鼻についてしまった。

  • みのりす

    5.0

    見てないやつのレビューは信じなくて良い

    「オタク抹殺映画?」のタイトルで長ったらしくレビューしてる奴は間違いなく本作を見てないので、完全に無視して結構です。 ゴジラ全作を見てきたわけでないけど特撮作品が好きな私からしたら、何回見ても見応えのある作品と言えます。 派手なものを好む洋画好きからしたら、淡々と会話が続いていく描写とかは満足できないと思いますが、あのリアリティさが良いと思います。

  • her********

    1.0

    どうしてこうなるのか

    いくら庵野監督でもゴジラをこんな風に扱っていいのですか?東宝はなぜこれを許可したのか。 昭和から怪獣映画を観てきた者で庵野監督と同世代です。シン・ゴジラにはゴジラに対するリスペクトが全く感じられない。勝手にゴジラを別物にする権利があるのか。東宝はもっとキャラクターを守ってほしい。 私はエヴァンゲリオンの大ファンです。 庵野秀明展でも共感出来る部分がたくさんありました。ですが、エヴァよりもはるか以前から人々に愛されているゴジラを主観で作り直してほしくない。守るべきラインはあると思います。

  • mas********

    1.0

    クソ映画

    この映画がなぜ評価されるのかわからない? ゴジラだから?庵野だから? 長谷川博己の演技クソすぎ、こんな映画に金出してみたことを未だに後悔してる。 この映画が面白いってやつあったことないんだけど、どこの誰が高評価してるの?

  • むるそー

    1.0

    オタク抹殺映画?

    一見、オタク受けを狙った映画だ。 実際、オタクたちから圧倒的な支持を受けている。 同じ庵野秀明氏の「エヴァンゲリオン」と同じく、オタク受けする多くの思わせぶりや小ネタが鏤められている。 オタクたちは様々な思わせぶりについて、あーでもないこーでもないと無い知恵を絞って考え、頓珍漢な答えを思いついては「オレだけには分かる」と優越感に浸り、何度も映画館に通って、エヴァンゲリオンや諸作品からの引用や看板に書かれた庵野氏の愛猫の名前などの様々な小ネタを発見するたびにフガフガと鼻息を荒げて喜ぶ。 そーすることで、オタクとして、「庵野信者」としてのヒエラルキーが上昇するとでも思ってるんだろうな。(知らんけどw) まさしくエゾテリスム(秘儀伝授)の世界?(笑) まあ、何だかんだ言ってもオタクをターゲットにした上手いマーケティングだ。 ただ、この映画って、本当にオタクのために作られてるんだろうか? 聞けば、庵野氏は相当オタクを嫌っているとか。 本作品の舞台は、我々の現実世界のようだけど決してそうじゃない。 大体、本作の世界観では「怪獣」という概念が存在せず、ゴジラも「巨大不明生物」と呼ばれている。 怪獣という言葉自体は江戸時代から存在し、初代ゴジラも作中で怪獣と呼ばれている。 「キングコング」などのハリウッド映画によって、既に日本人に怪獣というものに対する知識があったからだ。 よーするに本作の舞台は、日本製の怪獣映画はおろかキングコングすら存在しない架空の異世界なのだ。 だから、本作の世界に特撮映画のオタクが存在する余地はない。(まあ、ディザスターものの特撮映画は存在するのかもしれないし、アイドルや鉄道など他分野のオタクたちはどこかに存在してるんだろうけど) 確かに、本作にはオタク喋りをするチョット変わった官僚や政治家たちが登場する。 特に松尾諭サン演じる代議士など、見た目からしてもオタクたちが感情移入できそうな存在だ。 でも彼らは、オタクとは正反対のリア充のエリートたちで、本作の物語上にオタクはどこにも存在しない。 本作の官僚や政治家たちと自身を重ね合わせて、「イザとゆーときはオレたちがニッポンを救うんだ~ッ!!」とオタクたちが叫んでみても、所詮オタクは無力ですからw。 安野モヨコ女史との結婚によって、オタクとスイーツ女子の両方の上に君臨する唯一無二の絶対君主的存在となり、ゴジラという国民的コンテンツすら自由にできるようになった庵野氏は、神として、造物主として、オタクの好きな怪獣特撮映画を使って、オタクのいない世界を文字通り創造したのだろうか? もしそうなら、本作を何度も見て「庵野さん、庵野さん、フガフガ」ってなってるオタクたちは、余りにも滑稽で不憫だな(笑)。 「オレもいつか庵野さんみたいになるんだ」と思ってるオタクたちも、所詮は庵野氏に搾取されるだけの哀れな存在ということか…。 あ、それから、肝心の映画の内容についてだけど、まあ「ぼくの考えたさいきょうのゴジラ」ってレベルの作品かな?w

  • uta********

    5.0

    邦画史に残る神映画

    この映画が公開された約6年前、私はゴジラもエヴァも見た事が無かった。特撮も別段好きでは無かった。流石に庵野秀明ぐらいは知っていたと思うが、間違いなく彼の作品は一本も見ていなかった。  2016年の夏休み。なんとなくの暇つぶしで、予備知識も無く劇場に足を踏み入れた自分に待っていたのは、“現実よりもリアルな虚構”だった。それが、忘れられない名作との出会いだった。  こんな物を作っていいのか…?。あまりにも完成度の高い日本の空気感。独特なカメラアングル、難しい会話劇、画面の向こうの政治家たちが吐く臭い息の匂いだってしそうな気がした。今まで見てきたどんな映画とも違う。『シン・ゴジラ』はファンタジーじゃない、ドキュメンタリーだ。  終盤、矢口の「今回のヤシオリ作戦遂行に際し、放射線流の直撃や急性被爆の危険性があります。ここにいる者の生命の保証はできません。だがどうか実行して欲しい!我が国の最大の力はこの現場にあり、自衛隊はこの国を守る力が与えられている最後の砦です。日本の未来を君たちに託します」という演説。こんな臭いセリフが、捻くれ者の私の心に響いた。劇中の人々が成し遂げようとした奮励が、ちゃんと伝わってきた。しかも滅茶苦茶面白い。凄い映画だった。希望を持てた。一切の隙がない。  その後、旧新エヴァ、54年・84年ゴジラ、そして『シン・ウルトラマン』を観たが、やはり自分には『シン・ゴジラ』しかないと改めて思った。きっと『シン・仮面ライダー』を観てもそう思うだろう。  特殊な映画だから賛否が分かれるのも分かる。しかし私だけは絶対に意見を曲げない。『シン・ゴジラ』は名作だ、神映画だ。私はBlu-rayセットを購入し、少なくとも300回以上は繰り返し鑑賞している。本当に素晴らしい映画だ。  この映画は、製作陣の努力と奇跡で出来上がっている。並大抵の作品では越えられない傑作なのだ。本当に完成させてくれてありがとう。

  • tak********

    3.0

    予備知識が無ければ

    庵野秀明さんや昔のガイナックス作品の定番的表現と流れの作品です。 その表現特徴の一つ、押井守さんの作品にも通じるとにかく政府と自衛隊と安保絡みのアメリカとのやり取り攻防劇。この作品でもそれが遺憾なく…と言うか終始それだけです。 ゴジラそのものや兵器戦闘シーンなどなど…素直に凄いと思える映像美や描写も全編で有りますが。 如何せん、敵とする対象がゴジラである必然性を全く感じられず、例えば相手が宇宙人でも何処かの国でも成立するかの如く終始人間描写に徹したの作品です。 これまでのゴジラ作品にも庵野作品にも、ある程度以下の予備知識の人の方が逆に素直に面白いと感じるような作品と思います。

  • とみいじょん

    2.0

    ん?待てよ。絶賛できない粗がポロポロと…。

    『ゴジラ(1954)』は超えられない。 なすすべのないように見える想定外の事態に対して、政府は、世界はどう動くのか。  震災の経験を踏まえて、  献身的に事態の収束のために動いた人々を描くことで、讃え、  スクラップされても、この国は立ち上がれるというメッセージを込めた作品。 と、メッセージは素晴らしい。 でも、おままごとに見えるのはなぜ?  ゴジラは『ゴジラ(1954)』とギャレス監督『GODZILLA ゴジラ』のみ鑑賞。  エヴァと岡本監督『日本のいちばん長い日』未見。 前半の、政府が迷走する様は、コメディの様で、ありえそうで(東日本大震災の時の再現の様で)、その展開=目の付け所に唸った。  何が起こっているのか把握しきれず、でも対策を講じなければならず、困惑する大臣たち。  その一方で、粛々と対策本部室を整えていく役人たち。  情報伝達の有様。実務に伴う懸案事項。意志決定の有様。  資材がすぐに用意できるのは、日ごろからどこに何を頼めばよいか、把握しているからであろう。  総務・人事…。  『踊る大捜査線』を思い出すという人もいたが、  私は『12人の優しい日本人』や『博士の異常な愛情』を思い出しながら見ていた。  演技力に定評のある役者たちの演技に支えられて、情報は混迷しつつも、テンポよく見せてくれる。 そして、ここで、石原さん演じるカヨコ登場。 総てが絵空事・学芸会の世界になる。 イーオンで鍛えた英語を駆使して、高飛車なエリートの役作りをなさっているのだが、 かえってそれが裏目に出て空回り、コメディにすら見えない。 そして物語も設定のための設定となる。  ゴジラの出自、牧の動向…USAを絡ませる、カヨコを登場させるための設定?  『ゴジラ(1954)』での、ゴジラの誕生や芹沢博士になぞらえているのだろうが、まったく映画の中で活きてこない。「牧教授は人類を試した…(思い出し引用)」という台詞があるが、とってつけたよう…。  それでも、巨災対のメンバーの、これまた、演技力に定評のある役者たちによって、”研究”という地味なシーンも見どころあるものになり、  政府側では、平泉氏演じる里見の、ボケ的なニュアンスを醸しながらも”トップ”の想いが印象に残る。 映画として持ち直したかと見せて、ここで、安易な作戦。  B-2の攻撃後に光線を発し始めたのだから、原爆を落としたからと言って、死ぬとは限らず、かえってさらに攻撃性のあるものを開花させる可能性は検案されない。もともと、放射性廃棄物に適応進化した生物と設定させているのに…。ギャグか?  ”究極”の設定にするための設定?  三回目の原爆投下阻止に奔走する姿には胸を熱くする。  けれど、放射性廃棄物に適応した生物が動き回っているだけでなく、光線吹いて、閣僚が乗ったヘリをはじめとして、辺り一面破壊しまくっていて、周りはすでに放射能汚染されていないのか?  (『ゴジラ(1954)』では、被災された方が病院で放射能チェックを受けている場面があるけれど、この映画にはない。作戦追行時点では防護服は来ているがそれ以外では…)  そして、ヤシオリ作戦。  USA軍機・新幹線・在来線・重機・爆破。ジオラマを見ているようで楽しい。『しょうぼうじどうしゃ じぷた』の世界や、『シンカリオン』のように変形はしないが、プラレールで遊んでいるようで、テンションが上がる。  ここは、四の五の言わずに、童心に帰って楽しむしかない。 と、ツッコミどころもあるが、見どころもある。 映像も、『ゴジラ(1954)』のオマージュ?と言えるようなところもたくさんある。 (東京タワーは素通りして、国会議事堂・銀座交差点襲撃もオマージュ?) 音楽は、もちろん、伊福部氏のものを多用。 第一世代には(別の意味で)度肝を抜かれたが、変態していくにつれ、ゴジラの造形もきれいで迫力ある。ポスターにしたいような映像もある。 けれど、なぜだろう。『ゴジラ(1954)』の方が怖い。 そして、今作は痛みがない。  『ゴジラ(1954)』と同じように、逃げ惑う人のシーンはある。避難するべく移動しているシーンもある。避難所のシーンもある。川が逆流して、津波を思い出すシーンもある。東日本大震災被災直後の映像画面の前で演技しているのか?と思えるシーンもある。  だが、すべてが、ニュース映像で見ているよう。どこか他人ごとなのだ。  主人公である政府閣僚や巨災対メンバーは、現場に居ず、”安全”な場所にいるからか?  事態を少しでも良くしようと、必死になっている様は描かれるのだが…。 『ゴジラ(1954)』は戦争体験と、原爆投下そして冷戦下における水爆実験に危機感を募らせた人たちの手で作られた。  それを踏まえて、震災を経験した庵野監督たちは、この映画を作ったと、どこかで聞いた。  でも、忘れていやしないか。体験の内容が違う。  『ゴジラ(1954)』の関係者・観客は、ある者は従軍し、ある者は兵器開発に携わり、ある者は空襲で逃げ惑い、ある者は疎開していた。そして、ある者はその生活基盤や家族を失っていただろう。  翻って、庵野監督は、役者やスタッフは、どこでどのように震災を経験したのだろうか?東京は、揺れ・地割れや建物にヒビが入ったところもあり、亡くなった方もいらっしゃったが、マジョリティは生活基盤を失うほどの被害はなく、無事だった。そして、東日本が震災・津波に飲み込まれる姿を繰り返し見させられた。その映像を”我が事”として観た人は多いが、”体験”したわけではない。  その差が出たのか?  表現・演出・演技の差か?  死を覚悟してまで報道を続けたアナウンサーのような、エモーショナルな表現・演出の多かった『ゴジラ(1954)』。  この映画では、閣僚・研究者は基本安全な場での作業。マスコミも閣僚がでてくるのを待つ場面だけ。 かつ、原爆・水爆を踏まえて、新しい発見が兵器利用されることを断固として拒否し、体現した芹沢博士。『ゴジラ(1954)』の真のテーマ。強烈なるメッセージ。  今作には、このテーマ・メッセージに匹敵するものはない。  オマージュを捧げた? 足元にも及ばない。 そして、もう一つのツッコミどころは、働き方。  未曾有の事態に、人々のLifeを守るために、献身的に働く人々。  この映画では時間との闘いという縛りはあるが、  昼夜間・0泊〇日で勤務することを尊いとしているって、なんてブラックな…。80年代の「24時間働けますか?」のノリ。昭和か?  どのようにして研究しているのか、素人考えだが、スパコンが解析している間、張り付いている必要はあるのか?ポケベルすらない時代じゃあるまいし。  そもそも、頭脳労働なんだから机に張り付いている必要はあるのか?ーこれはその人の嗜好にもよるが…。  何のために補佐官がいるのか?自分が休んでいる間に起こることを、補佐官が的確に処理できないと思えば、張り付いて、すべて自分でチェックしたくなるが、あの補佐官は無能な設定なのか?  最近の脳科学では、ちゃんと睡眠取らないと的確な判断が下せなくなるから、ちゃんと寝る権利ー昼寝だってー推奨されているのに。  カップ麺が多くなる気持ちはわかる。作る時間も買いに行く時間も惜しい。その時間があったら仮眠して脳を休ませたい。  エッセンシャルワーカーに強いる負担。  今現実的に起こっているコロナ禍でも、労働状況を整えることなく、医療従事者・保育士・介護従事者に強いる負担。それでいて、少子化を問題視し、頓珍漢な支援策を打ち出す。  けれど、これは、政府の無策の問題だけではなく、この映画の登場人物の働き方を”良し”とする私たちの中にある価値観。それが、こうして世代伝達されていくんだなと心が冷え切ってしまった。  ブラック企業はなくならないはずだ…。 そして、根本的な信念として、核に対する曖昧なスタンス。  USA映画での核の扱いの雑さを、ギャレス監督『GODZILLA ゴジラ』や『ミッションインポッシブル』他の映画で嘆いていたが、日本の認識もこの程度だったか…。 細かく考えると、ツッコミどころ満載な映画。 想定外の事態に、それぞれが自分にできることを成し遂げた、名前を称賛されないエッセンシャルワーカーの働きに焦点を当てた、尊い映画だが、ほころびがボロボロ出てくる…。

  • au9********

    1.0

    つまんないけど我慢して見た

    日本がビル爆破したり無人列車に爆弾積んで突っ込ませたりする訳ないと思うし都合の良くゴジラが動くかな? 後、石原さとみの必要性を感じない

  • HIRO

    4.0

    これからゴジラを観たい方向け。

    ミレニアムシリーズが興行不振で終了してより10年余り。 突如として復活した国内産ゴジラは謂わば、 「庵野秀明監督リブート版初代ゴジラ」と言うべきものでした。 これまでに他の怪獣どころか初代ゴジラすら現れていない、現実の日本と極めて近い舞台設定で展開される今作は、 怪獣よりもディザスター(災害)映画としての性質が強く、 1954版ゴジラを平成後期に復活させようとした意思を感じます。 しかしながら、業界でも有数の特撮マニアとして知られる庵野氏らしく、 劇中BGMはこれまでの伊福部サウンドをそのまま使用する等、過去シリーズへのリスペクトと「ゴジラ」を作っているという意識も忘れていません。 取材協力した自衛隊の広報担当者を警戒させた程のエピソードがある位、 綿密な考証の上で製作されていますが、 ○○○を用いた爆弾等、 ちゃんと特撮物として敢えて入れられた、映画的な嘘も存在しておりマニアのツボも心得ています。 また今回の為に新規にデザインされたゴジラはこれまでに無いほど不気味で醜く、シリーズでも最大級の大きさと徹底して恐怖の対象として描かれており、 それに立ち向かうはGフォース等架空の組織ではなく日本政府の閣僚・官僚達。 複数のこれまでに無かったアプローチが功を奏したのか、結果として映画としても大ヒットを記録。 2016年の邦画はこちらと君の名は。 が邦画界の二大巨頭とされる程でした。 その理由としては作品のクオリティもさる事ながら、制御不能の災害とも言えるゴジラに対して決して諦めずに立ち向かう登場人物達の姿に、 未だ復興が途上である3.11の影を引き摺る当時の日本の世相を観る者が重ねた事も無視できないと思います。 災害シミュレーションとしての側面が強くなった結果、 怪獣映画への知識が皆無の人でも入りやすくなった今作。 取り敢えず…で始めるのであれば、迷わずこちらをお薦めします!

  • 右腕が筋肉痛

    1.0

    白組のCG技術は素晴らしいが技術の無駄遣い。 特撮風にしたつもりだがいかんせんショボすぎる。 会議のシーンが多いのは悪くはないが内容がスッカスカで長く感じる。このせいで肝心のゴジラの迫力が生かされずじまい。

  • kat********

    3.0

    深く考えずに娯楽として見るにはいい感じ

    映画の中にも、名作と言われるような、ずっしりくる作品は、時間と心に余裕がないと、なかなか見ようって気にならないことが多い。この作品のように、娯楽として楽しむと割り切れる作品は、隙間時間にお気楽に見るという見方ができる。最初に出てきたゴジラを見た時には、あまりにも顔がマヌケすぎて、B級映画かって思ったくらいだけど、それは進化していくので大丈夫。特撮もよくできていて、楽しめた。

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