レビュー一覧に戻る
孤高の遠吠
2016年3月26日公開

孤高の遠吠

1262016年3月26日公開

hra********

4.0

逆アクトオブキリング

マージャンで点数の低い牌のみを揃えたら最高点数の手になるように、この映画は主要キャラを演じる役者を演技未経験者のみで固めたら最強の映画になった。 その要因はもちろん本物の不良たちという点。 加えてこの映画は理不尽な体験をした不良たちが敢えて理不尽を与えた側を演じている事にある。 被害者が実演する逆アクトオブキリング状態。 取材を元にした演出のさらにその先を行く演出、 悪役を演じている赤池ユキヤ・小林モトキの二人の芝居が芝居と素の中間にある感情を爆発させている。 自分が受けた仕打ちを悪役側で再現する事で「お前らこんな最低に見えてんだよバカ!!」とでも言っているような。 監督と役者が命を削っている映画だからこそ、とことん粗い画が作品全体をむしろ荒々しいものにしている。 そこに岡田斗司夫の言うところの侘び状としてのエンターテイメントな作りもしっかりやっているから評価されない訳がない。 もっともっと評価されて欲しい。

閲覧数868