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僕だけがいない街 (2016)

監督
平川雄一朗
  • みたいムービー 835
  • みたログ 6,450

3.13 / 評価:5259件

己を犠牲にしてでも他者を守る勇気

  • gnadnam9595 さん
  • 2016年4月25日 21時29分
  • 閲覧数 2350
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は未読です。
原作のファンの方にはウケが悪いみたいで、私の後ろの席の女性も上映後「原作と全然違う!」と怒っておりました。

原作を知らないので、映画とどこがどう違うか分かりませんが、1本の映画として、とても良く出来ていたように感じました。

主人公・悟は、その後に起こる悪い出来事を防ぐため、時間がある時点まで繰り返し巻き戻る現象〈リバイバル〉に巻き込まれる。
そのリバイバルで多くの命を救った悟。
しかし今度は彼のアパートで母親が殺される。
自分が犯人と疑われると思い逃げる悟は、18年前の小学生時代にタイムスリップする・・・。

なんとな~くですが、日本特撮番組史上に残る名作『ウルトラセブン』の最終回を連想してしまいました。
ほかの星の平和のため、自分の命を削っても戦い、戦い、戦い続け、生命の限界まで戦ったウルトラセブン。
悟も、ほかの人の命を守るため、ほかの人に危害が及ばないようにするため、リバイバルという現象に苦しみながら、それでも前へ進み続けます。
自分を犠牲にしてまで他人を守ること。
なかなか出来ない、と言うより出来なくて当たり前のことのような気がいたしますが、ウルトラセブンも悟も、苦しみ、苦しみながら、「誰かを守る」ことに命を懸けていきます。
今の殺伐とした世の中、そして時代だからこそ、この悟の行動は切なくもあり、そしてあふれるほどの愛情を感じます。

「誰も人の未来を奪ってはいけない」。
このセリフがこの映画のテーマだと思います。
どんな人も未来へ向かって歩み続けます。
それを奪う権利など誰にもない。
たとえ絶望的なことが待ち受けていたとしても、人は歩き続けなければいけない。
そのようなことを言いたかったのではと勝手に解釈しております。

ご都合主義的な展開やサブキャラの描き方に多少不満が残るところもあります。
ただ、私、有村架純ちゃんの大ファンですので、かなり甘めの評価です。
架純ちゃんの演技も良かったですが、石田ゆり子さんと子役の演技が絶品でした。

『僕だけがいない街』というタイトルから、逆になぜ人はそこに存在するのかということを考えさせられました。
人には、それぞれ生きる意味があると思います。
無駄な命など、どこにも存在しないのではないでしょうか?

詳細評価

物語
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