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僕だけがいない街 (2016)

監督
平川雄一朗
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  • みたログ 6,343

3.13 / 評価:5210件

筋が通らない終盤が残念な実写映画化

  • 映画生活25年 さん
  • 2016年3月23日 1時55分
  • 閲覧数 14022
  • 役立ち度 41
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は未読、深夜のアニメは見ているが、これが非常に面白い。
その展開に毎回驚き、この先も期待できる。
よって本作も期待した上で鑑賞したが、結果は残念なものだった。

最近は漫画が原作の作品が非常に目立ち、アニメも放映されながらの実写映画化は奇しくも同日公開となった「ちはやふる」と同様で、今週には「暗殺教室」も控えている。
映画オリジナル脚本にも頑張ってほしいところだが、この流れは否定できない。
「進撃の巨人」のようなトンデモ駄作も生まれてしまうが、非常に面白い作品も多々あるのだから。
原作とは異なる展開や結末でも結構。
映画として面白ければそれで良い。

本作については先に褒めたいところを述べておくが、リバイバル現象の描き方はアニメよりもわかりやすく、演出も良かった。
特に子役たちの表情の引き出し方・捉え方が見事。
演じた鈴木梨央ちゃんは言うまでもなく、中川翼くんも見事。
今後も活躍が期待できるが、この二人の組み合わせはドラマ「わたしを離さないで」と同じ。
どちらが先にキャスティングしたか知らないが、「またか」となってしまったのが正直なところ。
優秀な子役だということはわかるが、食傷気味になるような使い方をされるのではないかと心配にもなってしまう。

さて、残念だった点について。
終盤まではほぼアニメと同じ展開で、原作がしっかりしているおかげで、アニメ同様非常に良かったのだが、終盤がよろしくない。
先週放映された回とは異なる展開を迎えるが、これがアニメで得た感嘆の「!!!」ではなく、疑問の「???」で頭が一杯になってしまうもの。
そしてその疑問符が解消されないまま終了。
どういう展開で、どの点が疑問なのかは敢えて述べないが、とにかく残念。

先に述べたように原作と異なるのも結構だが、本作は筋が通ってない。
タイムリープ物は緻密さが肝心だが、「タイムリープ物は何でもありでしょ」と緻密さ放棄してしまったかのような畳み方。
終盤までは原作通りに踏んだが、いざ独自の展開に踏み出した途端に大きな穴をあけてしまい、その穴を埋めることもできずに終了。

仮にアニメを見ていなかったとしてもこの残念感は変わらなかったと思う。
アニメには引き続き期待しているが、この残念な実写映画化は脚本家の力量が足りなかったということか。
見事に脚色した「ちはやふる」を見習った方がいいと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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