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「MOZU」 スピンオフ 大杉探偵事務所 ~美しき標的編 (2015)

監督
羽住英一郎
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3.36 / 評価:55件

たぶん、わざわざ見なくていいもスピンオフ

  • kug***** さん
  • 2015年12月18日 0時15分
  • 閲覧数 771
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

小説「百舌の叫ぶ夜」で有名な「公安警察」シリーズのドラマ版「MOZU」において主人公の公安刑事「倉木(西島秀俊)」の真実を求める仲間として協力する捜査一課警部補「大杉(香川照之)」を主人公とするスピンオフ。
 原作でもドラマ化された3巻までの後は刑事を辞め、探偵になったらしいのですが、そもそもドラマ版では2巻から始まり3巻の途中から完全にオリジナルストーリーになってます。
(4巻で倉木とヒロインの「明星美希(真木よう子)」は結婚して一児をもうけますが、倉木は殺され、5巻の主人公には美希が。6巻ではついに主人公は大杉になります。最新は発売されたばかりの7巻です)
 シリーズ開始が20年以上前なので時代的に合わない部分も増えているので仕方ないのでしょう。

 というわけで、原作とは全く違っているこのMOZUですが、質の高い刑事ドラマということで好評でしたが個人的には演出過多がどうにも鼻について「中二病か!」とあまり好きにはなれませんでしたが、総集編で見直した時、そのあたりのくどい描写が軒並みカットされ見やすくなっていて逆に高評価でした。
 オリジナル展開過ぎるドラマ版の完結でもある劇場版も期待されていることにあわせてのスピンオフだったわけですが、このドラマ質は高いけどイマイチでした。
 大杉(元)刑事はいいキャラクターです。香川照之にしてはクドくない熱血中年刑事は一方で家庭の不和にも悩んでいる。そんな普通のいい人の普通の日常が、あまりに非日常的な公安警察官たちと狂った犯罪者とのよい対比となっているのです。
逆にいえば、主役で作品を作ってしまったら、普通すぎて面白くない。
 つくりは丁寧です。これでワイルドで射撃の名人だったら「探偵物語」か「シティーハンター」かって感じです。でも、そんなことないのでその辺はヒロイックじゃなくて妙にリアル。そこはいい気がするんですが、さりとて普通すぎて特に「これは大杉刑事だからこそ」ってのが全くなくて…。普通すぎるキャラクターの悲劇です。MOZU本編の大杉刑事のファンか、あるいは香川照之のファンの人なら見ごたえはあると思います。
 それ以外の人にとっては出来が良くて映像の質が高いことを除けば普通の2時間サスペンス以外のなにものでもありません。
 劇場版の予習にと頑張ってみる必要はありません。

 普通に面白いそれだけです。

詳細評価

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