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女が眠る時
2016年2月27日公開

女が眠る時

WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING

PG121032016年2月27日公開

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2.0

ただメランコリックなだけの映画

女が眠る時。監督は『スモーク』のウェイン・ワン監督。 『スモーク』はよかったんですけど……これは駄作だと思いますね。 まずですね、ミステリーに魅力がない。導入がサッパリわからないんですね。なぜ主人公がそこに固執するのかがわからない。なんとなーく入っていって、なんとなーく食いついていく感じに見えるんです。 (-_-)………… (-_-)……… (-_-)…… (-_-)… こんな顔している主人公のシーンが10数秒続く。馬鹿にしてるのかと。 こっちはスマホいじりだしますよ。あまりにも独りよがりな表現です。 いったいそこは何を視聴者に伝えたいシーンなの? メランコリックなの? それとも何かいやらしいことを考えているの? ロマンチストなの? 背景には何もない。真っ暗で何の象徴もない。 退屈なんですよ。 なぜミステリーチックになっているのかもわからないまま(視聴者に十分なテーマ説明がなされないまま物語が進行しているため)、主人公の男の微妙な(説明されても分かりづらい)心情をモチーフにした、ややこしい官能的な物語が発展していき、結局その実情が何だったのかわからない状態で終わる。 つまりメランコリックな映画なんだと思います。それ以外に何か意味があるとは思えません。 で、そういうあいまいな感情を主題にした映画のすべてに私は言いたいのですが、結局それは視聴者のためを考えて作った映画かと。 作者が作りたいものをただ作って垂れ流しただけじゃないんですかと。 もちろん作り始めはいいですよ。こういうの作りたい、って構想を練って形を作っていく。ここは自分の作りたい作品でいいんです。 でも仕上がり間近になってきて、きちんと「視聴者はこういう作品を楽しむ余地があるだろうか?」と考えてほしいです。それでもう一回構想を練り直して、作品として洗練させていってほしいんですよね。いらないシーンとかたくさんあったと思いますし、モノローグをいくつか追加するだけで一気に物語に入り込めるようになったりもしますし。 制作陣のわがまま、独りよがりが見えたような作品だったと思います。

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