2016年3月19日公開

ジョギング渡り鳥

1572016年3月19日公開
ジョギング渡り鳥
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

宇宙のはるか彼方にあるモコモコ星。そこから飛び出し、神を探し求めようとさまよった揚げ句に地球へとやって来たモコモコ星人だったが、船が故障してしまったために帰還する手段を失ってしまう。そんな状況に陥りながらも、彼らはカメラとマイクを抱えて町の人々の観察記録をスタートさせる。人類のように自身や相手といった概念がないモコモコ星人だったが、観察を続けるうちに……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(2件)

悲しい8.3%勇敢8.3%不気味8.3%パニック8.3%泣ける8.3%

  • jsr********

    5.0

    被写体への愛

    美しい女優のクローズアップ、エモーションを喚起し続けるひたむきな疾走。ゴダールの、というより「カメラを持った男(女)」(ジガ・ヴェルトフ集団)のようなメタフィクションの先鋭さ。 映画の原初的な喜びとその瓦解が合わせ鏡のように奇跡的に共存する。 明らかにそれまでと異なる審美的なショット。 雪の日の自転車に乗った女。駅で待ち合わせをするコートの女、建設会社のトラッククレーンの赤繋がりを経て、カメラは鼻歌を唄う女のうなじに近付く。 その女、母なる大地、羽位菜が窓からの光を浴びて佇む美しいショットを見て思わず息を呑む。カメラマンが彼女に恋をしていることが画面から伝わる。 ここで我々は自我/他者の発見、映画が生まれる瞬間に立ち会うのだ。 モコモコ星人とは何か。 一派が不時着する水溜りのあるコンクリの廃墟から想起されるように、彼らがタルコフスキー的なエレメント、ニュートリノという町の名から連想するに素粒子のようなもの、と仮定してもあながち間違いではないだろう(円盤の遠近法や郵便局での駆除の件)。 これは、カラックスが『ホーリー・モーターズ』で問題提起した「見えないほど小さいカメラ」に呼応するのではないか。 風や車の走行音、町の過剰なノイズが人の声をかき消し、そこにラジオの音声が被さる。集音マイクを向ける行為がガイガーカウンターでの測定に見えてしまう。「放射能(ラジオ・アクティビティ )」が見えない粒子として風に乗り人々の生活にべったり寄り添う。 「集める」録音部に対し「反射させる」照明部がある。 何故「3」なのか。所謂ハネるシャッフルがジョギングに合うリズムなのか。 「タッタッタ」という3拍子は二足歩行の人類には余白ではないか(神様として選ばれるのは片腕の男だが)。ここでの人間関係、主に恋愛に関していえば三角関係が映画(というか人生)をより複雑に、だが面白くしているのは確かだ。 撮影スタッフの「3」は撮影・録音・照明。このユニットが二組、互いに対峙するように向かい合って互いを撮影し暴露し合うのがメタ映画の醍醐味だが、ここで中央に位置する者を疎かにしてはいけない。 宇宙誕生に関する会話の「物質/反物質」の均衡を破る主因、第三の者が二項対立を壊す。 家族でも他人でもない者が撮影現場では「被写体」と呼ばれる。 逆にいえば「わたし/あなた」の間に「カメラ」は存在する。

  • mov********

    1.0

    ネタバレ文化祭での映研の発表>インディーズ映画。

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ジョギング渡り鳥

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル