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リップヴァンウィンクルの花嫁 (2016)

監督
岩井俊二
  • みたいムービー 611
  • みたログ 3,492

3.84 / 評価:2,879件

観る価値のある3時間

  • みつのり さん
  • 2016年3月28日 0時13分
  • 閲覧数 5275
  • 役立ち度 32
    • 総合評価
    • ★★★★★

長い映画は苦手だし、説明不足は好きではない。
そういう意味では、僕の好みとは正反対のはずなのだが、
なぜかそれが気にならない、岩井俊二のマジック。
「長さを感じさせない」のではなく、「長いけど、あまり苦にならない」。

あちこちで紹介されている「あらすじ」は、
実は中盤以降の展開までバラしてしまっているので、
観るつもりがあれば接触しない方がいいかと(その方が楽しい)。
予告編は観ても大丈夫。

前半は奥田英朗の人生転落系小説のような感じ。
後半になると、痛々しくてピュアな心と秘密が徐々にあらわになっていく。
なぜ彼女だったのか、いつからそう決まっていたのか、
なぜ最後にあの人物の涙腺は決壊したのかなど、
説明されないことは多々あるが、それが不満よりも余韻を感じさせる。

なんといっても3時間の長尺をもたせているのは、
黒木華という女優の「いくら観ても見飽きない」という不思議な魅力だ。
これまで「名脇役」のイメージが強かったが、
本作は間違いなく、主演としての代表作になるだろう。
今年の主演女優賞を総ナメしそうな予感。
軽さと胡散臭さ全開の綾野剛、明るさと危うさが突き抜けているCoccoも、これしかないという素晴らしいキャスティング。

ネタバレ前提で、安室視点から描くスピンオフが観てみたい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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