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リップヴァンウィンクルの花嫁 (2016)

監督
岩井俊二
  • みたいムービー 681
  • みたログ 3,744

3.82 / 評価:3041件

70年の平和のなれの果て

  • hsa******** さん
  • 2019年3月27日 12時48分
  • 閲覧数 2405
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画的な野心無く、三時間の映画が撮れる神経の太さに脱帽。手持ちカメラ主体で、ノーと言えない女性の一時期を描いた物語。逆光と白いドレス、ゴミだらけの広間、水槽の毒。いくつか興味深いモチーフがあるが、ほぼ機能不全。何度も出てくる携帯も平板さを保証するのみ。黒木さんはとても魅力的に演じているが、三時間はちとつらい。映画自体は三時間、問題無く見ることが出来たが、この手法ではいくらでも長く出来てしまう。問題意識の薄い作品で知られるこの監督、ここでも、根本的な対立が描かれることはない。本当は仲良くない仲良しクラブ。一貫して描かれるのは曖昧な人間関係だ。そういう意味でホラー映画だと思った。それが突然終盤でコメディーになったので、大笑いした。あえて人間の孤独がテーマだといえばいえる。そうだとすると、セックスのシーンが無いし、触れあうシーンの描きかたがダメだ。黒木さんのコスチュームプレイになりかけたけど、中途半端。映画なんて撮れば撮れてしまう人の奢りが綾野くんのキャラクターのご都合主義にあらわれている。芸術家というよりは商売人に近い。ワンショットにかけるというような作りを考えないと、良心的な映画ファンに甘えてつけこむような映画ばかり撮り続けることになる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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