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リップヴァンウィンクルの花嫁
2016年3月26日公開

リップヴァンウィンクルの花嫁

1802016年3月26日公開

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4.0

ネタバレ人生の不思議を思う作品。

綾野剛が演じる安室の存在が物語の核になっている。彼にさんざん振り回され、人生を変えられてしまったにも関わらず、そんな事にはまったく気が付かないまま、新居の窓から清々しい顔で空を眺めるラストシーンの七海。うまく説明ができないのだけれど、この安室と七海の関係性、その不思議さが人生そのものであり、そのすべてを素直に、肯定的に受け入れて新しい生活に歩み出す七海が印象的だった。3時間に及ぶ長い作品だが、この時間の長さに意味と役割があるような気もした。中だるみの感はあるのだが、あのラストシーンを経た観賞後には、七海が安室と関わってきた時間そのものを体感したような気になった。これは岩井俊二の意図だと思うのだがどうだろう。

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