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リップヴァンウィンクルの花嫁 (2016)

監督
岩井俊二
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3.82 / 評価:3013件

この世界は幸せだらけなんだよ

  • bwa***** さん
  • 2021年2月17日 20時37分
  • 閲覧数 348
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

岩井監督のどこまでが芝居なのかどこまでがアドリブなのかが分からないような自然さのある表現で、黒木華さんの存在感が生きていた印象でした。
監督の作品も好きだし黒木さんも好きなので、とてもいいのですが長い!とにかく長い!です。
監督はこの映画で何を言いたかったのでしょう?

こんな生真面目な女性教員がネットで知り合った男性と結婚までいってしまう事によるネット社会の弊害?
近くにいる普通の生活をしている女の子が気軽にAVに出演している現実?
結婚式に親戚だと偽って参列する代理出席の存在?
AV女優というテーマで家族からの偏見だったり、AVの世界を描こうとしたとしたのなら、七海がAVの世界へ入り込んでしまうというのならまだわかるかなと思いますが、そういう感じでもありませんでしたし。

なんでも屋の綾野剛さん演ずる安室行舛の存在も何を目的としている人物なのでしょう?
ランバラルは安室の友人といいますが、ランバラルも安室自身だったのだと思います。
黒木華さん演ずる皆川七海をどうしたいと思っているのか?
身体目的でもないし、お金目的だとも思えないですし。
七海が結婚した鶴岡鉄也(地曵豪)に元教え子との不倫関係をでっち上げ、その教え子の恋人という人物に七海をホテルまで連れ出させ、七海が安室に助けを求めたところに、いかにも安室が助け出したかのようにして七海を安心させます。しかし、そのホテルでの映像を鉄也の母カヤ子(原日出子)に知らせる事によって、七海を離婚させてしまいます。
その後疑似家族のバイトとして七海を里中真白(Cocco)と出会わせ、その後真白と一緒に死んでもらう相手役として七海を仕組んでいる事が判明します。
ここまで安室がすべて仕組んだ計算としての仕業だったのでしょうか。

リップヴァンウィンクルというのは海外でいう浦島太郎的なストーリーであるようです。
七海としてのリップヴァンウィンクルは真白との生活だったという事なのでしょうか。そうとしたら前半の結婚生活の話はなくても良かったと思いますし、逆にもし前半の疑似親族の話だとしたら、真白とのやりとりはいらなかったのではなかったと思います。
花嫁衣裳を二人で着て、ダンスを踊ったり、写真を撮影したり、ベッドで寝ている事を見ると、この真白との生活だったのかなと思います。

火葬場でのシーンで、おそらく黒木さん以外の女優の方々はAV女優の方々だと思うのですが何か自分たちの切なさを感じてしまいました。おそらく家族から反対されて、真白と同様の末路が待っているかと思うと切なかったです。

亡くなった真白のお骨を実家に持って行った時のお母さん里中珠代(りりぃ)とのやりとりはかなり衝撃的でした。
でもそれは何を言いたかったのか。
AVに出演するということがどんなにみっともないことなのかということが言いたかったのか。

良くわかりませんでした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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