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マネー・ショート 華麗なる大逆転 (2015)

THE BIG SHORT

監督
アダム・マッケイ
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  • みたログ 3,681

3.29 / 評価:2745件

きわめて重要な四つのキーワード!

  • fiv******** さん
  • 2016年3月5日 20時24分
  • 閲覧数 3332
  • 役立ち度 42
    • 総合評価
    • ★★★★★

これは、面白い。
マネーゲームの裏側が見事に描かれた秀作である。
でも、次のキーワードがわからないとちんぷんかんぷんでストリートどころではないのでこれから観られる人のために解説したい。
キーワードは、この四つである。
MBS、CDO、CDS、サブプライムローン。

日本のバブル崩壊後、アメリカ経済はIT企業の躍進で完全復活して海外から集まったお金を得意のITでこれまでにない複雑な金融派生商品でこれまた一人勝ちの状態になっていた。

そんな時、新たな金融商品として住宅ローンに目をつけた。
住宅ローンは、日本でも同様土地を担保にお金を貸すので焦げついても安心である。
そこに注目して住宅ローンを証券化した安全な金融商品を開発する。
それがMBSである。

しかしローンを証券化した事でリスクが薄れ、担保となる土地の無い人や所得の低い人にも住宅ローンが組めるようになった。
これがサブプライムローンである。

ただ今までローンを組めなかった人の数が増えれば安全だったはずのMBSも危険な商品となるので今度は、サブプライムローンを集めて証券化したハイリスクハイリターン商品が開発された。
これがCDOである。

この危険なCDOを元の安全なMBSと勘違いするような販売方法をとり証券バブルに発展して行った。

一方、返済能力の無い人に貸した住宅ローンであるサブプライムローンが焦げつくのは時間の問題である事に気づいた一部の投資家が銀行に持ち込んだ証券がCDSである。
言い替えればCDOの保険的な証券である。

ただCDOは、破綻せず値上がりし続けると世間が幻想を抱いている時にCDSは銀行にとっては、苦労せずに儲かる話だから持ち込んだ人を馬鹿にしながらも喜んで引き受けることになる。

またCDOの危険を理解してCDS買った人からもなかなか破綻しない事に不安がつのりかけた時にリーマンショックが起こるのである。

このような時代背景の中で繰り広げられるドラマが本作である。
しっかりこのキーワードを抑えて観賞すれば非情に面白い作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
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