ここから本文です

マネー・ショート 華麗なる大逆転 (2015)

THE BIG SHORT

監督
アダム・マッケイ
  • みたいムービー 786
  • みたログ 3,737

3.29 / 評価:2784件

リーマンショック ググってみた

  • ti_******** さん
  • 2021年1月4日 16時44分
  • 閲覧数 232
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

Amazon primeで「リーマンブラザーズ 最後の4日間」を前に鑑賞していたので、その流れで本作を観ました。
「リーマン〜」も本作も面白かったのですが、専門用語などはさっぱり分からず。
で、「リーマンショック わかりやすく」でググってみました。
素人なので間違いがあるかもです。ご容赦ください。

リーマンショック前、サブプライムローンという低所得者向けの信用の低いローンがありました。
それを扱っていた大元がリーマンブラザーズという投資銀行。
アメリカはその頃、住宅バブルで地価が上がっていました。
低所得な人たちはサブプライムローンで家を買い、地価が高くなるとその家を売り、その差額を借金返済などに充てていたそうです。
日本では家を売ってもローンを払い続けなければいけませんが、アメリカは家を売っちゃえばローンを払わなくていいそうです。
返済されないローンばかりを抱え、リーマンブラザーズは倒産したそうです。

劇中ずっと出てきたCDO、CDSもググってみました。

CDSというのは倒産保険です。
例えばA君が会社を経営していて、B銀行にお金を借りました。
もしA君の会社が倒産してしまうと、B銀行はお金が戻ってこず泣き寝入りになります。
だから保険として、B銀行はC銀行とある取引をします。
A君の会社が倒産してしまったら、C銀行が補填するという保険取引です。
B銀行はC銀行に毎月保険料を支払わなければいけませんが、万が一A君の会社が倒産したとき、C銀行から保険金をもらえます。
これをCDS取引というらしいです。

劇中でのCDSは、CDOが倒産したとき、つまりCDOが紙クズになったときに保険金をもらえる一発逆転の札だったということです。

CDOは債券の束です。
債券とは借金の借用書みたいなのもです。
サブプライムで家を買った人たちの借用書を束にするみたいな感じです。
束にすることで借金を回収できないリスクを分散させるためらしいです。
劇中にもあったようにCDOはトランシェ、つまり切り分けされて一番安全なAAA、一番危険なBなどに格付けされます。
しかし、そうするとリスクの高いBやBBは人気が出ません。ではどうするか?
人気のないCDOをほかの人気のないCDOとごっちゃにして、プールして、また切り分けてAAAやAAを作り出していきます。
こうして格付けが錬金術のように変化し、BがAAAに変換されてしまっていたそうです。

アメリカがこういうシステムの中で動いていたというのも驚きだし、日本経済も穿った見方をした方がいいのだろうと思わされました。
今ある常識は常識ではないんだなと。
とっても面白かったし勉強になりました。

邦題センスはいまいち。これは大逆転劇ではなく、知識を持たない低所得層から富を奪う富裕層の創り出したシステムによって、未曽有の経済破綻が起き、その尻拭いをするのもまた貧困層だという不条理を描いてる。
ブラッドピットがベガスを去るときの言葉が重い。

でも映像や音楽、演出はくどくなく、軽快です。秀作。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ