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マネー・ショート 華麗なる大逆転 (2015)

THE BIG SHORT

監督
アダム・マッケイ
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  • みたログ 3,698

3.29 / 評価:2758件

もっと面白く出来た気がする。

  • Nothing in particular さん
  • 2016年3月15日 0時10分
  • 閲覧数 1081
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

真山仁の『ハゲタカIV グリード』を読んでいて良かったー!と思いました。
これから観る方で、サブプライムやモーゲージやクレジット・デフォルト・スワップって、聞いたことはあるけれど意味はちょっとよく分からないという方は、『グリード』を読んでおくと良いかと思います。
ちなみにエンドロール終わりで、後ろの席の方々が「意味が全然分からなかった・・・」と言っていましたので。

サブプライムローンが不良債権化して市場が破綻すると読んだ天才トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベイル)、マイケルの情報を入手した銀行家のジャレド(ライアン・ゴズリング)とヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーヴ・カレル)、そして元銀行家のベン(ブラッド・ピット)。
誰も彼もがバブルを謳歌する中、逆張りをした4人の男達の話です。

まずは、クリスチャン・ベイル、ライアン・ゴズリング、スティーヴ・カレル、ブラッド・ピットという全員が主役を張れる4人を集めたことが凄い。
これはもう奇跡のキャスティングですよ。

アカデミーでも脚色賞(原作があるのは脚色賞で、オリジナルは脚本賞)を取り、期待が高まります。

で、観終えまして。
うーむ・・・。つまらなくは無かった。最近、『ブラック・スキャンダル』『シャーロック』『ヘイトフル・エイト』という酷い映画を見続けてきたので、それに比べれば断然マシ。
なのですが、このキャストなんだし、もっとやれただろう!?と、期待値が高かった分、残念な気持ちが残ります。

(1)確かに奇跡のキャスティングなのですが、4人が一堂に会して何かを成し遂げる話ではないので(ライアン・ゴズリングとスティーヴ・カレルは組むけれど、他の二人はバラバラ)、奇跡感が目減りする印象。

(2)『グリード』を読んだ時も思ったけど、サブプライムローン危機からリーマン・ショックまでって結構長いのよね。ものすごく不謹慎な言い方をすると、ちょっと中だるみするのであります。もちろん実際にあったことなので、そこは変えられないしね。

(3)彼らが勝つ=アメリカ経済の破綻=世界経済の破綻。結局、悪い奴らは隠し財産を持って雲隠れ、ツケは全て一般人、しかも弱者に回ってくる。ということを考えると、彼らの勝ちを応援しても良いのか複雑な気持ちになるし、勝ってもスッキリしない。

(4)このちょっとピント外したちょいダサい演出は、2007年という時代に合わせて?そして、登場人物が突然カメラ目線になる手法、「ジャージー・ボーイズ」やら「ハウス・オブ・カード」やら、みんなやりたがるけれど、上手くいったことないから止めた方が良いよ!

本作、そして「インターステラー」を観た時にも思ったのは、世界は、そして地球は、システムなんだなぁということ。
マクロ的には自然、ミクロ的には政治や経済。
そしてミクロ的なことで言うと、私たち一般人は、勝手にルールを変えてくる人達とルールを守りながら試合をせねばならないのだということ。
勝てる気が全くしない。
そんな試合で勝ったマイケル(本作のトレーダーね)は凄いとしか言いようがない。

詳細評価

物語
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