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君の名は。 (2016)

YOUR NAME.

監督
新海誠
  • みたいムービー 6,293
  • みたログ 6.8万

4.12 / 評価:60,438件

映像として楽しめる

  • jwc***** さん
  • 2019年10月21日 16時15分
  • 閲覧数 215
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

というのが妥当な評価だと感じました

「映画」の「映」像美を楽しもうとする層、あるいは若年層からすればいわゆる神作品という評価に落ち着くのは自然なことかもしれません
言の葉の庭などでも見られた都市部の幻想的なアニメ描写はこの監督にしかできないほどのものだと思っています
これだけでもこの作品が大きく話題になった理由に深く納得できるものがあります


一方で目につくのがやはりストーリーや人物描写の粗、でしょうか
厳密には手放しで批判できるほど露骨にストーリーや設定が破綻をきたしているわけではないです
僕は小説版を先に読んでから映画を観て簡単な筋をなぞっていましたからか、首を傾げながら最後まで観ていたというほど矛盾が気になるわけではなかったです

ただ、細かな部分での妥協を無意識にしていたのも事実で、やはりストーリーが全体的に都合が良いというか、描写が薄いというか
美味しいには美味しいが、話題になった行列店に並んでまで食べるほどだっただろうか、というのが正直な感想です

これはおそらく映画やアニメを観てきた量に依存する感想でもあり、10〜20代の、普段あまり積極的にアニメや映画を観ない女性層に人気となったことも考えると、余計なデータがないクリアな状態の方が楽しめるような設計になっているのだと思います。

逆にある程度映画作品を多く観ていると、やはり既視感の方が強く、映像の美しさは圧巻だが、肝心な内容の方は特に目を惹くものも、真新しさ、予想外なこともほとんどなく、
ただただ淡々と最後まで観終わってしまいました

若年層、ライト層の大好物であるだろうどんでん返し系の設定も、事前の説明が少なく、登場人物の深掘りもない状態で種明かしをされるだけでは、「意外ではあるけど…」とリアクションに困るだけです
これがもっと二人の周囲との関係性や、入れ替わり後の深い葛藤の描写などが含まれている、解決に向けて具体的に模索を始めている、あるいは解決へのとっかかりを掴み始めた、などならわかりますが
「入れ替わってる!」→「どうしよう」→「わかんないけど、とりあえず生活しよう」という流れだけだと、クライマックスに向けて観覧者側を驚かせてやろう!という製作者側の意図が見え透いていて、わかりやすい場所で待機しているお化け屋敷のスタッフを見ているような気分にしかなれません

宣伝や盛り付けは見事なもので、それも映画としての評価にプラスされても良いとは思いますが、実際に目の前にしても特に食欲をそそるほどの匂いもなく、味もよくあるようなもの、だけでは竜頭蛇尾な印象を拭いようがありません
あれだけ純真で元気だったヒロインが、実は死んでいました、という話に進んだ時「まぁこの設定はウケるだろうな」と一発屋の芸人を見るような気分になってしまったのも、やはりだいぶ昔にあった恋空などで使い古されたツールをパッケージだけ美しくすげ替えて再発売しているかるでしょう

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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