あらすじ・解説
アイルランドの町で暮らすエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、きれいで仕事もバリバリこなす姉ローズ(フィオナ・グラスコット)とは正反対だった。内気な妹の未来を心配するローズの考えもあり、エイリシュはニューヨークに渡ることを決意する。だが、田舎町での静かな生活とは全然違う暮らしが彼女を待ち受けていた。
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作品レビュー(182件)
- ech********
4.0点
田舎から都会に出てきた若い女子が苦労しながらたくましく生きる。前半はマンマ朝ドラですが、後半からシリアスで地味ながらサスペンスな展開になります。 でもアイルリッシュについて歴史的にも一定の印象を持っているアメリカ人なら色々と感じ入るところがあるんでしょうね。他国人にはうかがい知れませんが。 主役が魅力は朝ドラと一緒。詩情あふれて切ない良い映画です、
- msc********
3.0点
ラストまでは、そう思ってた。 そんな凄く良くもないが、悪くもない映画。 ★2.9 映像と音楽はキレイ。
- nir********
5.0点
間違いなく自分史上5本の指に入る秀作。主人公の故郷であるアイルランドとアメリカのブルックリンの街並みが対比的でありながらも美しいカメラワークで綴られている。ヒロインであるシアーシャ=ローナンの演技の確かさ。愛らしくひたむきなエイリシュを見事に演じている。登場人物のファッションもおしゃれで中でもペパーミントの色合いが秀逸。ラストシーンのエイリシュの立たづまい、ペパーミントグリーンのボレロと華やかなフレアースカート、アクセントの赤いパンプスの愛くるしさはこれからの彼女の人生の象徴である。
- エル・オレンス
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - cha********
4.0点
主人公が、アイルランドから苦しい船旅を経て米国に渡航したのは1951年。(まだ飛行機は庶民には手が届かなかったのだろう)。 19世紀のジャガイモ飢饉を機に、アイルランドを逃れた移民が米国に押し寄せた時代と比べれば、主人公の渡航時には既にニューヨークでのアイリッシュ・コミュニティも確立されており、だいぶ住みやすくなっていたようだ。とはいえ、まだ差別も残っていたようで、同じく差別の対象だったイタリア系のトニーと愛し合うという設定も、時代を感じさせる。 ストーリーには、姉の死を除けば、大きな起伏はなく、悪人も登場しない。せいぜい、意地悪婆さんが嫌みたっぷりにふるまっている程度で、その婆さんの言動から、主人公は戻るべき場所、戻るべき人を思い出す。 このドラマの10年後の1961年には、ケネディ大統領(アイルランド移民の子孫)が就任する。この映画は、米国で認められるために頑張った世代に対するオマージュとも受け取れる。 主人公はじめ、各人(意地悪婆さんも含めて)の演技は達者で、良い映画だった。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
NY批評家協会賞第81回