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ディストラクション・ベイビーズ
2016年5月21日公開

ディストラクション・ベイビーズ

R15+1082016年5月21日公開

tal********

4.0

ネタバレ不快の先にあるリアリティ

意味なく人を殴りまくるシーンが多く、とても見ていられなくてところどころ早送りした。 しかし不快であると同時に、ちょっと頭がおかしい人が現実にいたらこんな感じなのかも知れないという妙なリアリティがあった。 柳楽優弥はセリフはほとんどないのだが存在感があり、粗暴で何を考えているのか分からない不気味さがあり、ものすごく怖かった。 対比するように菅田将暉はペラッペラな役柄で、それがまたハマっていた。 自分自身はヘタレなのに虎の威を借る、これも現実にいそう。 そして小松菜々。 意に反して事件に巻き込まれただけの女性なのだが、異常な状況の中で人を殺してしまう。 それを死んだ菅田将暉のせいにするのは当然だと思う。私が彼女の立場でもそうしたと思う。 三人とも迫真の演技で、口ポカーンになってしまった。 事実を基に作られた映画だそうだが、やっぱりなという感じ。 ヤフー映画のレビュー欄は不快な映画に拒絶感を示す人が多い。娯楽として映画を見るのだから筋の通ったものや勧善懲悪を求めるのも分かるが、こういう映画も必要だと思うし、これだけの熱演に対してこの低評価は残念。

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