ここから本文です

蜜のあわれ (2016)

監督
石井岳龍
  • みたいムービー 212
  • みたログ 715

2.98 / 評価:527件

文学的な◯◯

  • TとM さん
  • 2018年10月3日 13時51分
  • 閲覧数 1100
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

大杉漣さんが亡くなったときに追悼で観る予定だったが色々な事情で少し時間が空いてしまった。

さて内容はというと、原作者室生犀星を主人公とした夢想的な自伝(?)で主に金魚の赤子とのやり取りがメインだ。
金魚鉢の前で金魚と対話する室生犀星の物語を擬人化し映像化したと思って間違いないだろう。

作中に芥川龍之介が登場し、彼の死についての言及が何度かある。
室生犀星は芥川の死を「文学的死」と表現した。
死ぬことが文学的なのか文学を追及していくと死に行き着くのか、作家ではない私にはわからないし、どちらでも構わないのだけれど、室生犀星はそれに対して、芥川よりも作家として劣っているとしながらも文学的追及の果てにあるものは「生」であるとした。
足掻いてもがいて「生」に執着することこそが文学的であると。

では、その「生」とは一体何だ?の問いに室生犀星が出した答えが、ファンタジーハーレム物語である本作だ。
俗っぽく表現するなら「生」は「性」だというわけだ。作中の言葉を借りて柔らかく表現するなら「愛する」ということ。なるほどね。


舞台劇かのような長回しの多さや、仰々しいセリフ回しで始めはどうなることかと心配したが、終わってみればなかなか面白い映画だった。
ただ、二階堂ふみのおしり目的以外の人には余りオススメではない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ