幻想小説の映像化は難しい
- hak***** さん
- 2018年11月26日 21時18分
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原作を読みましたが、芥川さんの幽霊や別の愛人など、この映画ではたくさん脚色がされています。
原作では「老作家」の存在が透明ですが、映画では老いの醜さや下心など、その「あわれ」さが描写されています。
幻想に浸るか、その幻想に魅入られながらもひややかに眺めるか。
この小さいながらも不敵な小説を、「映画」という理論的で客観的な媒体で表現するということはとても難しそうに思えます。
鈴木清順監督の映画も観てみたかったです。
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