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さざなみ (2015)

45 YEARS

監督
アンドリュー・ヘイ
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  • みたログ 673

3.48 / 評価:477件

う〜む、と唸る小作品

  • koi***** さん
  • 2016年4月13日 15時58分
  • 閲覧数 3014
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

渋いベテラン女優シャーロット・ランプリングがオスカー主演女優賞にノミネートされた作品で、ベルリン映画祭では夫役のトム・コートネイと共に男優賞、女優賞をダブル受賞しています。
45年連れ添った夫婦に訪れる愛の亀裂を描いた夫婦ドラマで監督・脚本は長編3作目のアンドリュー・ヘイです。

イギリスの片田舎で静かな生活を送るジェフとケイト。
週末には結婚45周年を祝うパーティを控えている中、スイス警察から手紙が届きます。
50年前ジェフと登山中にクレバスで転落死した当時の恋人カチャの遺体が氷河の中で発見されたというもの。
以来、昔の愛の記憶に茫然自失となるジェフに、ケイトは平静を装っていましたが、次第に不信感が募ってきて夫婦の絆に亀裂が生じ始めます…。

男は同時に二つの事を処理する事が出来ない生き物だという事が良くわかります。
何かに心を奪われると他への配慮にできずに、不用意な発言、行動で相手を傷つけてしまう。

どんなに年月を重ねても男女の絆の危うさと脆さ。
それを察知する女と気づかない男。
永遠の普遍のテーマですねえ。

それにしてもシャーロットはこういう役をやらせると上手いですねえ。
「まぼろし」も「スイミング・プール」も同じような表情だったような気がします。
笑顔も素敵なんだからダイアン・キートンみたいなオキャンな熟女役も見てみたいなあ。

ハッピーエンドに思わせておいての最後の1カットは秀逸でしたねえ。
「昔の恋人の遺体が発見される」というワンアイテムだけで男女の機微をここまで書き上げたアンドリュー監督の脚本の勝利でしょう。

「渋い小作品」ですが、痛くもない腹を探られそうなので、熟年夫婦はご一緒に観ない方がよろしいかと…。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 切ない
  • コミカル
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