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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 (2016)

ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS

監督
ジェームズ・ボビン
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3.49 / 評価:2,693件

理論を入れて無理が生じたワンダーランド

  • my******** さん
  • 2019年4月7日 2時56分
  • 閲覧数 282
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

「鏡の国のアリス」を原作としているが、ほぼオリジナルと言っていい続編。バートン監督の1作目と比べて、彼らしい視覚的な世界観の毒々しさが無くなった気がする。

改めて赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーターはすごい役者だと思わされる。セリフの言い回しを字幕から想像するのだが、それを超えた表現の仕方。全く演技の予想がつかない。

それにしても今作はアリス特有の奇妙な世界観が薄まってしまったなと感じる。タイムトラベルを今作のメインテーマにした事が大きな理由だと思う。

タイムトラベルには理論は付き物で、今作中にも理論が取り組まれているのだが、ワンダーランド特有のヘンテコで奇妙な要素との相性が悪い。より理屈っぽくなってしまった。

個人的に気に入らなかった点も沢山ある。

大事なクロノスフィアとっても入手しやすい事。あのハッターの親が普通の人間並みの容姿だと言う事。赤の女王の顔は事故で大きくなったと言う事(生まれ持った特徴がゆえ偏見により性格が悪くなって欲しかった)。

話の展開もツッコミたい所ばかり。

赤の女王をカエルが持つ時計からかばい、広場で頭を打った場面で「時間は変えられないと」気づくのはあまりにも関連が遠すぎる。「カエルが持ってた時計に頭をぶつけ…」という前振りがあるならまだしも「広場で頭を打った」とだけしか情報がないのに…。

しかもタイムトラベルした結果、ハッターの両親は生きていたというオチ。今までの冒険が空振りだったとも思える。

アリスが一回現実世界に戻るのだが、戻らなくてもいい。戻る意味がない。

ハッターの命の源って…何?
死にそうだから目的を果たしてくれと頼んだのに、目的を果たしてない時点で生き返る…。

クロノスフィアが戻った事でハッピーエンドになったが、本当の破滅の原因はクロノスフィアを盗んだ事ではなく、大人の赤の女王が自分の幼少期と会ってしまった事が原因だったはず。いつのまにかすり替わってしまった。

1作目は世界観が好きだったが、今作はその特徴が薄まり、理論的な展開を少し入れた事でワンダーランドに無理が生じてしまった印象。ちょっと残念。ジョニー・デップ太ったかな?

詳細評価

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