ここから本文です
【お知らせ】2019年5月23日(木)14~17時の間、メンテナンスのため一部機能(レビュー投稿・みたログ・みたいムービー・まとめ・お気に入り映画館・Myムービー)がご使用いただけません。ご不便をお掛けいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 (2016)

ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS

監督
ジェームズ・ボビン
  • みたいムービー 785
  • みたログ 3,457

3.50 / 評価:2,665件

解説

「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をモチーフにした前作の続編で、アリスが時間の旅に出るファンタジーアドベンチャー。帰らぬ家族をひたすら待っているマッドハッターを助けるべく、アリスが時をさかのぼり奮闘する姿を活写。前作の監督ティム・バートンが製作を務め、『ザ・マペッツ』シリーズなどのジェームズ・ボビンがメガホンを取る。ミア・ワシコウスカやジョニー・デップなど前作のキャストが続投し、時間を司るタイムを、『ブルーノ』などのサシャ・バロン・コーエンが演じる。アリスをはじめチェシャ猫など人気キャラクターによる新しい物語に期待。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ワンダー号での3年に及ぶ船旅からロンドンに帰郷した後、青い蝶アブソレムにマッドハッター(ジョニー・デップ)のことを聞いたアリス(ミア・ワシコウスカ)。マッドハッターは、ワンダーランドで死んだ家族の帰りを待っていたのだ。ワンダーランドに着いたアリスは、白の女王(アン・ハサウェイ)たちから頼まれ、マッドハッターの家族をよみがえらせるべく、過去を変えようとする。時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)から時間をコントロールできる“クロノスフィア”を盗み、時間をさかのぼったアリスだったが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」女性賛歌と人生訓。バートンが製作に回りディズニー色増した続編

 2010年公開のティム・バートン監督作「アリス・イン・ワンダーランド」は、ルイス・キャロルの児童文学「不思議の国のアリス」を原作としながらも、主人公の設定を7歳程度から19歳へ変更し、ストーリーも大胆に改変。ジョニー・デップが得意の白塗りで扮したマッドハッターや、ヘレナ・ボナム・カーターの頭部をVFXで巨大化させた赤の女王をはじめ、ヴィヴィッドで奇天烈なキャラクターたちもバートン風味満点のアドベンチャー娯楽作だった。

 その続編となる「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」。バートンは製作に回り、「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビンが監督を引き継いだ。「Alice Through the Looking Glass」という原題の本作も、キャロルの「鏡の国のアリス」の要素を取り入れつつ、前作と密接につながる新たな物語を紡いでいる。

 アリス(ミア・ワシコウスカ)は前の冒険で、ハッターと助け合いながら、アンダーランドと呼ばれる世界の救世主になった。だが今回、家族の悲劇の記憶にとらわれ衰弱死しそうなハッターを救うため、時間旅行装置に単身乗り込み、追っ手をかわしながら過去を変えようと奮闘する。自立した女性像がより強調されているのは明らかで、これは配給のディズニーが近年一層力を入れてきた路線(代表格は「アナと雪の女王」)と一致する。

 アリス2部作の脚本を書いたのは、リンダ・ウールバートン。実は彼女、「美女と野獣」「ムーラン」「マレフィセント」といった具合に、強い女性を描き続けている“ディズニー御用達”の脚本家だ。今作では、ハッターの過去をたどる旅のなかで、白の女王(アン・ハサウェイ)と赤の女王の幼少期から続く確執も示して、主要キャラクターを深掘りした点も見逃せない。

 他者の過去に触れることで、自身の“今”という時間の大切さを知る。現代に生きる女性に贈られる人生訓は、シンプルで力強い。バートンが具現化した奇矯なキャラたちで説くには、少々真っ当すぎる気もするけれど。(高森郁哉)

映画.com(外部リンク)

2016年6月30日 更新

本文はここまでです このページの先頭へ