もっとひねりなさい
- pnmnt さん
- 2020年6月3日 12時29分
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最後近くで真犯人が分かるというどんでん返しがありますが、終わり方が「だからどうした」になっているのが残念です。
せっかく設定として、弁護士の優秀な息子が被告人、嘘を見抜くと言う過去に心に傷を持つ優秀な弁護士助手という二つの大きな特徴があるにもかかわらず、その設定のどこを生かしたの?ってツッコミたくなります。見終わった後に、だから息子は黙秘していたのね〜と納得させなきゃ。
息子はどの時点で真犯人が分かったのかな?母を救い自分も処罰を逃れるために、父を貶めたはずだけど、それ以前に真犯人が母じゃないと知っていたら、そんな嘘をつく必然性はなくなります。ではなぜ裁判最初からずっと黙秘していたの?分からなくなる。最終的に胸ぐらつかむだけで解決?スッキリしないなー。まるで日本映画の検察側の罪人なみにスッキリしない。
ぼくなら、息子と助手という優秀な2人を生かして、真犯人が判明した後に、真犯人に何らかの制裁を加えます。少なくとも今後は今の仕事が続けられないような目に遭わせます。殺しちゃいけません。そこがこのレビューのタイトルの「ひねりなさい」の意味です。
それにしても、裁判というものは真実を探るのではなく、自分の思いをいかに人に信じさせるかという場であることがわかりました。
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