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スーサイド・スクワッド (2016)

SUICIDE SQUAD

監督
デヴィッド・エアー
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  • みたログ 6,106

3.11 / 評価:4791件

☆敢えて、私は評価します!☆

結論から言えば、☆5つ。
批判があろうとも、☆5つ(笑)。
雨が降ろうが、槍が降ろうが、☆5つ(笑)。

とは言え・・・・、
残念なお知らせが一つ。
それは、恐らく、日本での興行収入が
期待できないということ。

アメコミという世界が、
日本では馴染みにくいという不利さだけでなく、
この映画の位置付けを理解しないで、
鑑賞して、低評価となる、日本の観客の悲しき現実を、
覚悟しなければならない。

この映画を正しく知る、評価する上で大切なこと4つ。

1つ目は、この映画は、
『マン・オブ・スティール』
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続く、
DCエクステンデッド・ユニバースの3作目であること。
今作では、前作『バットマン vs スーパーマン・・・』の
衝撃的なオチからの後日談の設定であること。
つまり、『バットマン vs スーパーマン・・・』を観ておかないと、
エンドロール途中に流れる、エピローグの意味は解らない。

2つ目は、
バットマンらの馴染のヒーローに捕まり、
厳重に監視された刑務所に、投獄された、
札付きの超悪党が、究極の悪に対抗するため、
無理やり、チームを組まされること。
真っ当な正義ヒーローの映画ではなく、
悪を倒すには悪で対抗するという、
ユニークな設定を理解すること。

3つ目は、
今作を手掛けた、デヴィット・エアー監督の
映画制作スタイルを理解しておくこと。

例えるなら、『フューリー』を観た方なら理解できるが、
勝者と敗者とかの線引きをなくし、
カオスな世界(=戦場)で繰り広げられる、
虚しい世界という、意外な視点を描くことに
長けた監督であること。

そういう意味では、
今作の悪党達にも、心の弱みや、悲しみがあり、
完全な悪党ではないこと。

そう考えると、今作の影の主役である、
ジョーカーの完全・純粋な悪の存在が、
ハーレイ・クインや、デッド・ショットの、
不完全な悪党の存在感を際立たせていると思う。

4つ目は、常に緊張やドキドキ感を感じる演出であること。
集められた、札付き以上の悪者は、常に監視されており、
アマンダ・ウォーラーの、
『目的の為なら、手段を択ばない』というキャラと、
この言葉を躊躇なく実行する冷酷さと、
お邪魔虫だけど、純粋な悪の権化であり、
何を考えているか解らないジョーカーの不気味さが、
この映画を常に緊張感として、映画を引き締めている。

これら、4つを知った前提で作られた映画であること。
それを知るか知らないかでは、雲泥の差。
それをしないで評価するというのは、正当な評価でないと思う。

アメリカでは、8月に公開。
向こうの映画評論家達から、不評だったそうだが、
蓋を開けてみれば、8月最高のオープニング記録をあげたとか。

それは、アメコミが生活の一部になっているという、
有利な土壌だけでないと思う。
悪を倒すには、悪しかないという、
奇抜な設定というインパクトだけでなく、
この奇抜な設定を、デヴィット・エアーならではの、
ボーダーラインを消した、曖昧な世界観で見せる、
意外な目線が、全米では大ヒットに繋がったのかもしれない。

今作を観て、思った事が一つ。
それは、DCエクステンデッド・ユニバースは確固たる、
ヒーロー映画のスタイルを決定つけたこと。
マーベル・シネマティック・ユニバースが見せる。
アメコミ映画のスタイルとは異なること。
どちらが、面白いとか、優劣をつけるのは、バカらしくなる。
真面目に観て、優劣を比較してしまう、
日本映画の鑑賞スタイルの悪い所だと思う。

アメコミという、二次元の世界を、実写化で見せる。
どの様なアイコンやスタイルを使い、面白く見せるか。
これも、この手の映画の一番の楽しみ方ではないかと思う。

最後に、
エンドロール途中で帰った方は、本当のア○だと思う。
次への布石となる、あのシーンを見ないで帰るとは・・・。

『マン・オブ・スティール』、
『バットマン vs スーパーマン・・・』と、
現在、公開されたDCエクステンデッド・ユニバースを観た私としては、
次回作『ワンダー・ウーマン』をはじめとする、
DCエクステンデッド・ユニバース一連の作品を
最後まで、見続ける事になりそうです。

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