レビュー一覧に戻る
日本で一番悪い奴ら
2016年6月25日公開

日本で一番悪い奴ら

R15+1352016年6月25日公開

たーちゃん

5.0

ネタバレ公共の安全を守り、市民を犯罪から保護する

こういう作品、良く制作出来たなと思う映画でした。 ヤクザの実録ものもそう思うのですが、そちらの方は何となく裏の方から話をつけていくみたいなのは聞いたことがあります。有名な役者がその親分役をやるととても気に入ってもらうとか。 でも今回の方はなかなかそういうわけにはいかないと思いますし、ある意味ではヤクザよりも怖いというか、ヤクザらしいというか。 当然ヤクザとやりあうのですから、品行方正なキャラクターだと渡り合う事は厳しいとも思いますし、致し方ないのかとも思います。 その新人警官が徐々に立派な(?)刑事になっていくのを綾野剛さんが演じています。それは警官というよりもチンピラだった若造がヤクザとなっていくさまにとても良く似ていて、その変貌ぶりを綾野さんが見事に演じています。 諸星要一(綾野剛)は大学生時代は柔道の強い真面目な学生でした。就職が決まっていないところに北海道警察から柔道の腕を見込まれて、勧誘がきます。公務員とい事もあり、北海道警に入社します。そこで先輩刑事の村井定夫(ピエール瀧)のアドバイスで犯人逮捕をする事により点数を稼ぎ認めてもらう事が大切と教えられます。それには裏社会に知り合いを作り情報提供協力者 スパイ=Sになってもらう事が大切だと伝えられ、そうすれば仕事が入ってくるという事を教えられます。 その後覚醒剤捜査で知り合った暴力団の幹部 黒岩勝典(中村獅童)や麻薬の運び屋の山辺太郎(YOUNG DAIS)、盗難車のバイヤーで銃の密売にも詳しいアクラム・ラシード(植野行雄)を「S」にして点数を稼いで、「北海道警のエース」となっていきます。 しかしそれには裏金を使ってロシアから銃器を密輸させて逮捕していくという、違法行為をしながらの検挙というあってはならない方法での業績でした。 そして諸星自身が覚醒剤を使用し、使用と所持で逮捕されてしまうのです。 メチャクチャな刑事ですが実際に北海道警であったことを元にしているという事で驚きました。 しかし白石監督はこういうバイオレンス作品を撮らせると抜群に面白いですね。 かつて深作欣二監督の後継としては白石監督だなと思います。同監督の「孤狼の血」も面白かったです。 描写の中でのアクションシーンとベッドシーンは迫力があるのと、キャラクターの立て方が上手いので見入ってしまいます。 もちろん諸星役の綾瀬剛さんは良かったのですが、村井役のピエール瀧さんが抜群に良いです。 徐々に活動開始されているようですが、早くきちんと俳優業をしていただきたいと思います。

閲覧数2,372