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カルテル・ランド (2015)

CARTEL LAND

監督
マシュー・ハイネマン
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  • みたログ 233

3.77 / 評価:161件

メキシコ麻薬戦争の闇に迫る衝撃の作品

  • bat***** さん
  • 2020年3月7日 17時53分
  • 閲覧数 705
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

殺人、強盗、強姦・・・
カルテルが支配する無法地帯となっている国境付近の街。実際の被害者の話は凄惨だし、とてもショッキングだった。
夫を生きたままバーナーで焼かれて、自分は強姦された、幼い子供は石に打ち付けられた、向かいの家の奴は頭を切られたなど、とにかく酷い。

リアルな生首や首吊り死体の写真とともに語られるパートで、まずこんな現実があるんだと打ちのめされる。

その後、ミレレスという住民がミチョアカン州で、ティム・フォーリーが国境で自警団を組織し、カルテルと戦うことになる。

このパートは救いのあるパート。カルテルから街を救っていき、カルテルに対して何もしてこなかった警察に武装解除を求められた自警団に街の人々が立ち向かう。
人々が自分の尊厳を守るために立ち向かう姿は、グッとくるものがある。

しかしやがて、自警団は規模が大きくなり、盗みや尋問、拷問などカルテルと同じようになっていってしまう。
実際に男性を拘束→尋問するシーンでは、子供が泣き叫ぶ中連れて行かれるのだが、見ててこれはカルテルと一緒だなぁと、思った。

最終的には、警察の所属となることを提案されるのだが、ミレレスは反対→自警団から通報され逮捕。なんと初めから自警団にはカルテルの資金が使われており、カルテルが初めから紛れ込んでいた。
カルテル化した自警団が警察の所属となった=政府公認のカルテルができたという最悪な事態。

国境で戦うティム・フォーリーも疲れ切った様子で、暴力の連鎖を止めるために小さな抵抗かもしれないが戦い続ける・・・
といった結末。結末というか現実。

自警団の行動がエスカレートしていく様子を見ていて、悪と戦う為に立ち上がったはずだったのに。
たとえ正義のためであっても暴力は、人を狂わせていくんだなぁ〜と思っていたが、初めからカルテルが関わっていたと知って衝撃。悪によって、また悪が作り出されていく工程でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
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