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チャイナ・ゲイト (1957)

CHINA GATE

監督
サミュエル・フラー
  • みたいムービー 4
  • みたログ 51

3.82 / 評価:34件

やり直す男、待っていた女

  • 文字読み さん
  • 2016年2月22日 21時34分
  • 閲覧数 828
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957年。サミュエル・フラー監督。フランスがベトナムで共産主義勢力と戦う第一次インドシナ戦争で、フランス外国人部隊の兵士が別れた中国系の妻と再会、息子をアメリカに送るために、一時的に協力して危険な作戦を実行する、という話。妻が出産した子供がアジア系の顔立ちだったために恐れをなして逃げた、というなんともすごい設定から始まるけれども、その後の展開がすばらしい。

外国人部隊対共産主義勢力の戦いにおいて、純粋なフランス人、純粋なベトナム人がいない。主人公はもともとアメリカの軍人でわざわざ外国人部隊に入っているし、主人公の妻はベトナム系のハーフ(全然見えないけど)、しかも商売女なので共産党軍の中を出自と女性を武器に自由に行き来している。ニューヨーク出身の黒人兵士がいたり、東欧出身者がいたり。そんななかで「ラ・マルセイエーズ」が高らかに鳴り響く。しかも敵陣で。敵のなかにもベトナム系のハーフの将校がおり、主人公の妻と親密だ。なんだこの戦争は。男たちは身の上話をする順に殺されていく。

強調されているのは、本来複雑な人間の属性が戦争では敵か味方かに振り分けられること、それを女性は躊躇なく成し遂げて迷いがないのだということ。妻の最後の決然とした行動はかっこよすぎます。あ、ナット・キング・コールの主題歌「チャイナ・ゲート」も忘れがたい。冒頭で歌った時から、こいつは生き延びて最後に歌うだろう、と思わせるすばらしい歌です。

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