ここから本文です

西部戦線1953 (2015)

THE LONG WAY HOME/WESTERN FRONT

監督
チョン・ソンイル
  • みたいムービー 4
  • みたログ 52

3.72 / 評価:43件

両者ハッピーエンドとしなかった不可解な訳

  • sol***** さん
  • 2020年10月9日 16時58分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

敵同士争ったとはいえ最後にはあれほど打ち解け平和裏に別れを告げた兵士二人の暗転は実に不可解。


朝鮮戦争というシビアな事象をコメディ基調にした映画は初めて見た。
基調はコメディでも銃撃場面はシリアス。というメリハリを利かせていたのは好印象。
引き締めを欠いたダラダラコメディはやはり戦争には相応しくないだろうから。

韓国側機密文書伝令兵と北朝鮮側戦車銃撃兵の戦闘・確執と徐々の融和がメインストーリー。それに伝令兵追跡部隊と本部のドラマが並行して織り合わされる。
上二人のドラマは結構長い道のりで笑える場面もあることはあるが敵同士という緊張感が途切れることはない。
その紆余曲折の過程を経て融和的ハッピーエンド的な〆になるのだなとこちらが思った刹那まさかあんなバッドエンドになるとは・・・・
せっかく休戦協定という場面を映しておきながらそれは無いぜと思わないわけにはいきませんでしたね。

想像するにあのまま両者ハッピーエンドにしたのでは目を三角に吊り上げて騒ぎ立てるような極右精力に配慮したのかもなんて考えたりもするが、別の可能性としてそこには決して終戦ではなく休戦協定が継続中という厳しい現状を思い起こさせる意図があったのかもしれない。

何れにしろ様々な感情体験が押し寄せ、否応なく朝鮮戦争の悲劇を考えざるを得ない構成としたのは間違いないところ。

日本だって大戦終了間際に国を米ソにより真っ二つに分断される可能性があったことを想起するなら(今後も大いにあり得る)、本作を見て他人事と安閑してはいられないだろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ