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パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト (2014)

PACO DE LUCIA: LA BUSQUEDA/PACO DE LUCIA A JOURNEY

監督
クーロ・サンチェス
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4.27 / 評価:83件

天才を知ることの喜び。

  • じゃむとまるこ さん
  • 2017年5月4日 23時17分
  • 閲覧数 403
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

監督はパコの息子さんだそうですが、ことさら偉大さを強調するわけでもなく、時系に沿ってパコの重要な音楽シーンを誠実に描いています。

人生は出会いだ、というのがとても説得力があります、そしてそれは偶然ではなく必然だったのだと。
才能が才能を呼ぶというのでしょうか。
出会いの度に音楽的に大きくなっていく、ついにはフラメンコギターの枠を超え音楽的孤立に陥っても自分を信じひるまない、その求道的姿勢こそが天才といえるものでしょう。

映画はパコの生前から撮影されていますが、2014年突然の急死、「亡くなるときも即興だった」と語られ、パコの音楽の軌跡を語った貴重な映像となっています。

音楽シーンが素晴らしくて、カンタオーレ(男性歌手)カマロン・デ・ラ・イスラとのライヴ映像にはゾクゾクする魅力があるし、演奏シーンの指の動きのなめらかな美しさにも目が釘付けになる、とにかく音楽シーンが素晴らしい!

天才とはもちろん天与の才が必要なのだけれど、パコの場合リズム感がその一つであるけれど、映画から感じるのは、自分を信じて努力する才能、そして努力の方向性を見極める才能、そして「音楽は私のすべてであり音楽がなければ閉じこもるしかなかった」と言い切ることができる、これらすべてを含め天才というのだろう、とこの映画を観て感じる。


自分の演奏に満足できれば観客の反応がどうであれ私は満足だ。
いつもより多くの観客が喝采を送ったとしても、自分で失敗だと思えば喜べない。
観客の反応を見て演奏の出来を判断したりはしない。
今の私にできる最善を尽くして更に高みを目指しより深く表現したい。
                         パコ・デ・ルシア

パコ・デ・ルシアはカルロス・サウラ監督のフラメンコ映画で知っていましたが、それ以上の知識はなくフラメンコギタリストだけではない全貌を知ったのは大きな収穫でした(二筋の川はあまりにも有名ですが)。
というわけで、さっそく「フライデー・ナイト・イン・サンフランシスコ/スーパー・ギター・トリオ・ライヴ」を聴きながらこのレビューを作りました。

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