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イレブン・ミニッツ (2015)

11 MINUT/11 MINUTES

監督
イエジー・スコリモフスキ
  • みたいムービー 74
  • みたログ 407

2.75 / 評価:292件

笑えないコント

  • tok******** さん
  • 2017年9月13日 0時45分
  • 閲覧数 631
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

多くの人はラストのオチに「何だ、これ?」と思ってしまうだろう
ネタバレしないと語りようがないので、この下を見る際は自己責任を






















序盤から終盤まで、様々な人々が普通の日常を過ごしていれば逆を過ごした人もいた
で、その人々達は「ある時間にその場所にいたが故に」善人も悪人も何もかも公平に巻き込まれた。

何かのプロデューサーか監督は女優に枕営業を求め、女優は結婚するからと曖昧に拒否しながらもはっきりとノーを口にせずぼかしていたところで男が乱入
ドアを破るのに消火器を使い、部屋の一部は消火器の泡塗れとなったため男は足を滑らし、監督と女優を突き飛ばされ、窓から転落
更に、その窓の下には作業中の清掃員か工事の人がバーナーを持っており、落下した監督の転落が原因でバーナーを落としながら階下に転落
その下にはホットドッグ屋の屋台が通りかかっており、ボンベとガスバーナーでホテルの一階は爆発
その爆発で救急車に点火し、文字通り火の車となった救急車はバスは衝突して、バスは横転etc...

要するにピタゴラスイッチで大勢の人が事故の犠牲になった訳で、その人々達が映画の登場人物である

この事故の犠牲者は「その場にいたせいで最悪の理不尽が自分の番で回ってきた」わけである
そこには良い事をした人が助かり、悪い人が死んだ訳でもその逆でもなく、ただそこにいたせいで公平に巻き込まれた訳である
映画特有のご都合主義もない

しかし、多くの登場人物のドキュメンタリーを見ながら、最後に一つの事故に巻き込まれていくわけなのだが、面白みも感動も余韻も何もない
自分もそんな感想であるが、はっきり言おう
これと似た作品はある
劣化版「クラッシュ」だ
それぞれの人種の人々がそれぞれに生き、色々な壁や不遇とぶつかりながら人の良心を垣間見せつつ、ビターな現実を見せ、いつの間にかそれぞれの人達を理解出来たのがクラッシュなのに対し、

時間が短いとかではなく登場人物を覚え、それぞれの日常を見せるも感情移入する前に事故に巻き込まれるせいで、対岸の火事を眺めている様に何も余韻も残らない
それに、最後のピタゴラも個人的にスローで流したのは失敗だった
感情移入できてないせいで、あの事故に悲しみを抱く事も出来ないのに不自然な描写のせいでもう笑えないコントだ

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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