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スロウ・ウェスト (2015)

SLOW WEST

監督
ジョン・マクリーン
  • みたいムービー 7
  • みたログ 120

3.34 / 評価:87件

迷惑なトラブルメーカー

  • raz******** さん
  • 2019年6月29日 10時31分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

結末は予想を裏切ってくれて、微妙な気持ちになった。

たしかに主人公のジェイはトラブルメーカーだった。

彼のせいでローズとその父はイギリスにいられなくなった。
だから、ジェイが死ぬことでローズは自由を手に入れたのだろう。



愛を貫こうとする気持ちは美徳のようでも、やり方を間違えれば迷惑なだけだ。愛を信奉するキリスト教の名のもとに西へと開拓したものたちが、実際にはその地を蹂躙しただけだったように。

なので、主人公のジェイとは、キリスト教のことなのだろう。

中盤に出てきた”物書き”のワーナーのセリフでも、キリスト教に転向しなければ先住民族は生き残れないだろうということを言っていた。



この映画のタイトルSLOWは、愛は遅れてやってくるという意味のような気がする。ローズの家は新築だったが新生活を始めてだいぶたっていた雰囲気だった。一面の麦畑を作るくらいには時間が過ぎていた。

つまり愛の伝道師であるジェイが来るまでだいぶ時間があいていたのだ。
その間にヨーロッパから来た無法者たちが新大陸に居着いてしまった。
その現実をこの映画は描いているのだろうと思う。

無法者たちがみんな死んで、やっと平和が訪れたのだ。



結構シニカルな映画。西部劇なら僕はもっと爽快なのがやっぱり好き。でも、そういう「開拓を美化するかのような西部劇」を批判しているのが中盤に出てきたワーナーで、その思想にも共感できる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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