あらすじ・解説
20代にガンを患いながらも克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロング(ベン・フォスター)は、1999年から2005年に「ツール・ド・フランス」7連覇を達成する。ガン患者を支援する社会活動にも奔走し、世界中から尊敬される英雄だった。一方、記録のために手段を選ばない勝利への執着はすさまじく、ある記者が彼にまとわりつく薬物使用疑惑をリサーチしており……。
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作品レビュー(58件)
- tks********
3.0点
自転車競技に詳しいほうではないが、当時、このアームストロング氏が前人未到の連覇記録を達成してニュースになっていたのは憶えている。しかしその後、ドーピングが発覚した話を知らなかったので、本作を観て非常に驚いた。 ただ本作品がドキュメンタリーであったならば評価は高くなるが、映画という作品として面白いかと言われると、そうではない気がする。
- mab********
3.0点
スポーツでドーピング問題が取り上げられるようになって久しいが、ツールドフランス7連覇を果たしたルイスアームストロングがドーピングをしていたという事実は世界に衝撃を与えた。この映画はその内実を実に克明に描いている。自転車業界全体を盛り上げるのに貢献をしたランスに対してマスコミも自転車協会も疑惑があってもそれを追求できないというジレンマに陥っていた。しかも、ドーピングをしていたのはランスだけではなくチーム全員が実行していたというのには驚いた。しかも、そのドーピングの方法は驚くほど緻密に計画的に行われていた。ドーピングの方法をこれほどまでに緻密にやられると現在の検査で本当にわかるのだろうか。おそらく、いたちごっこなんだろうがドーピング問題がスポーツの世界から消えることを心より願っている。
- nyj********
5.0点
勝つためにはなんでもする。すり抜ければセーフ。一般社会ではオッケーかもしれないがこれが正々堂々と勝負するスポーツの世界ではダメであろう。この悪行を突き進める者と暴こうとする者の対決が結構面白い。実話であるにも関わらず展開にハラハラする。良質の映画である。
- yok********
5.0点
アメリカの汚点をイギリス人の監督が撮っているので、アメリカ嫌い感が半端ない。そこが面白い。よくもまぁ、ここまでやったと、逆にあっ晴れでした。 以前にも、何かの映画でツールドフランスのドロドロしたのを観たけど、これは実話。監督さんの「プリック・アップ」も、人間のどよしようもない嫉妬や妬みが表現されていて、大好きな作品だったが、この作品も同様に好みです。
- kok********
4.0点
自転車競技の世界で「強い」って何なのだろう? その答えは、この映画の中にありました。 残念ながら「純粋に自転車を漕ぐ力」だけじゃ足りませんからね。 「バレずにドーピングし続ける力」+「マスコミや協会や他の選手を黙らせる力」 などなど、総合的な能力がないと勝ち続けることはできません。 これは、自転車競技に限ったことじゃなくて、 他の競技にも当てはまりそうですな。 最終的にアームストロングは永久追放されてるけど腑に落ちないよ。 他の選手達だってドーピングしていて、 ドーピングしている選手を黙認している協会があって、 報道してこなかった記者達がいるのなら、 永久追放すべきはこの自転車競技そのものなんじゃないのかな。 或いは、これまで通り競技を存続したいなら、 過去に遡ってドーピングでもマシン改造でも何でもオッケーにしちゃえば良いのに。 底なしの勝利への欲望を持ったアームストロング、なんか僕は徹底して嫌いになれないな。 比べることじゃないけど、自転車協会とか神の信仰だかで暴露した選手の方が好かんわ。 最後に、関係ないけどドーピング発覚しないように血を抜いたりする選手を見て、 近未来SF映画のガタカの主人公を思い出したよ。
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