ここから本文です

ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~ (2015)

THE HIMALAYAS

監督
イ・ソクフン
  • みたいムービー 61
  • みたログ 266

3.51 / 評価:224件

師弟愛がとてもよく画かれている。

  • illbeback1229 さん
  • 2016年7月31日 9時08分
  • 閲覧数 1820
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

 韓国で実在する登山家であるオム・ホンギルが弟子であるパク・ムテク達のエベレストで遭難し亡くなった遺体を回収し家族のもとへ帰すために記録も名誉も捨てて決死の登山に挑むという実話を基にしたストーリー。
 自分は韓国映画が大好きで且つファン・ジョンミンが主演となれば行かない理由なんてないので早速鑑賞しに映画館へ直行。
 観始めて少し驚いたのは前半は師匠のホンギルと弟子のムテクの師弟愛を築くまでを画いているが、それが自分が想像してた以上に展開がコミカルテイストで時折笑いを誘うシーンもあり、まるでホームドラマのように進んで行くが、作品の質の軽さは全く感じずこの後の悲劇のことなど忘れてしまうほどいい感じで流れていく。
 しかし、後半に入って師匠のホンギルの体に異変が起きてからそのコミカルテイストは薄れていき、弟子のムテクが遭難してからはそれが消えシリアスな展開へと変わっていくが、それが自然と違和感を感じずにコミカルからシリアスに切り替わっているので絶妙の話の進め方に感心してしまった。
 そして、後半は弟子のムテク達の遺体を見つけ回収するまでを画くが、前半の師弟愛の様子がとても良く出来ているので、それが後半の師匠のホンギルが自分の命をかけても名誉や記録を捨てても弟子のムテク達の遺体を家族のもとへ帰すという理由で無謀と知りながらもエベレストに挑む事に説得力を与えそれを観客に埋め込んでいる。
 でも、ラストは自分が望んでいたのと少し違っていたけど、実話なゆえにそこは変えられないことなので仕方のないところ。
 だけど、最後はハンカチが必要なほどの涙が流れる展開が待っていている。
 本当に喜怒哀楽のバランスがとれたいい作品で主演のファン・ジョンミンも相変わらずの素晴らしい演技で、昔憎まれ役のチンピラ役が多かったとは思えない程親しみやすいキャラクターとなっていて、間違いなく韓国を代表する俳優の一人だ。
 また、登山シーンがとてもリアルに画かれているのも凄かった。
 少し前に日本でもエベレストに登る映画が公開されたけど、あれが子供の遊びに見えてしまう位素晴らしかった。
 今回の作品を観て現在の韓国映画と日本映画の差をハッキリ体感できるので、日本映画の制作者達もこの作品を観て日本映画が如何に「井の中の蛙」なのかを痛感して目を覚まして欲しいものだ。
 いずれにしても必見の作品なので韓国映画好きはもちろんの事、映画好きの人達も観ておくべきだろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 勇敢
  • 切ない
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ