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この街の命に (2016)

監督
緒方明
  • みたいムービー 6
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5.00 / 評価:34件

「保健所に持ち込む」=「殺処分」

  • fg9***** さん
  • 2017年12月11日 9時40分
  • 閲覧数 1145
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …ワンコ大好き人間なので愉しみに観る。
 …『ひまわりと子犬の7日間』では次のように書いていた。
 『昨年の10月に愛犬11歳を病気で亡くし、その傷未だ癒えず状態なので、観るかどうか迷ったが観てみる。
 「中略」 
 またワンコを飼いたくなってきたが、カミさんは二度と動物は飼いたくないと言ってるし……。
 もし飼うとしても、ペットショップで買うんじゃなくて、保健所から貰い受けることにしよう。
 なお、人間の身勝手で捨てられた犬たちが、毎年10万頭も殺処分……うっ!』
 で、同じ犬種のボランティア犬を引き取り2年が経過するが、もうしっかりと家族の一員だ。
 …あらすじは、WOW〇〇の解説の次のとおり。
 『日本国内で1年間に殺処分される犬猫は10万頭を超える(環境省平成26年度発表)。
 これほど多くの犬や猫はなぜ殺処分されるのか。
 また、その現場に直面する人間は一体何を思うのか。
 このドラマはある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たち職員の葛藤と再生を描いた物語である。』
 『【ストーリー】動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(加瀬亮)は国の法律に従い業務を遂行する。
 飼えなくなった、鳴き声がうるさい、咬まれたなど、様々な理由で捨てられた犬や猫を殺処分する業務だ。
 彼は“誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも悩み苦しんでいる。
 同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は病院に通い精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬が喋る」と言いだし悪夢に魘される。
 職員の誰もが心に蓋をして、処分を続けていた。
 そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属される。
 高野は着任早々「犬と猫には全部名前を付けて」と言い、トリマーを呼び寄せ動物たちを綺麗にする。
 現状を変えるという高野の想いに、背中を押された牧田たちは殺処分を減らそうと動き始める。
 しかし、無責任な飼い主はいなくならず、職員たちは大きな選択を迫られる。』
 「犬が喋る」と言い出した志賀は夜尿症をも患い、挙句の果てには、犬を殺処分する大きなゴミ箱のような場所に閉じ籠ってしまうのだった。
 “誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも、毎日のように炭酸ガスの噴出する殺処分部屋に送り込むのだから、精神が病まないほうがどうかしている。
 炭酸ガスを噴出すると、ワンコたちが爪を立ててカリカリともがき、苦し気な鳴き声をもらすのだった。
 やがて、その鳴き声も聞こえなくなると殺処分部屋から取り出し、聴診器を犬の胸に当てて「死」を確認する場面は見るに耐え難かった。
 でも、高野が着任以来は、心温まる場面も見られるようになる。
 処分されるであろうワンちゃんを丁寧にトリマーしてあげたボランティアの女性には胸が熱くなった。
 また、両親が離縁したために愛犬を手放さざるを得なくなった少女が、再び、犬を飼える住環境を得て愛犬を取り戻すシーンは嬉しかった。
 更に、殺処分部屋に送り込まれたにも関わらず、微かに命が灯っていたので、一生懸命蘇生させるシーンには目頭が熱くなった。
 しかし、終盤の10頭ぐらいの放棄には、職員たちでなくとも絶望に胸が掻き毟られる思いだった。
 獣医の仕事とは、本来、動物の命を救うことの筈だ。
 それが、真逆なことをさせられているとは……不条理この上ない!
 これからペットを飼おうとする人は、「保健所に持ち込む」=「殺処分」の認識が十分に必要だ。
 なんか偉そうなことを書いてしまったが、最後に『動物の愛護及び管理に関する法律』の第2条を掲げておく。
 (基本原則)
 第2条  動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
 2  何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。

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