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太陽の蓋 (2016)

監督
佐藤太
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3.38 / 評価:133件

Fukushima50の後で

同じ311の原子力発電所の事故を題材にしたFukushima50の別目線で見たくて観ました。
どうしてもその関係上、比較しちゃいますが、ご了承を。

どちらも電力会社が明らかに架空の名前で、その配慮、どうにかなりませんか(笑)
ただ、キチンとフィクションだと断りを入れています。
多分、ストーリーの先導する記者は完全な架空でしょう。
そうじゃないと映画的に難しいですし。
あと、文句になりますが、向こうはフィクションだと唱ってないのが、ちょっとどうかなと。
変な呼び方をしつつ、フィクションじゃない何て酷いですよね。
しかも、微妙にフェイクニュースもそのまま(苦笑)
そういう意味では、しっかりしていると思います。

あちらでは描かれた、できない総理では決していないのがわかります。
向こうは復興○監修ですから、ね。

総理は少し端整な顔立ちですが、多分なりそうなイラ菅の雰囲気の感じが出ていたし、枝野さんに至ってはもう…(笑)

寺田学さんのblogも見ていたので、なんとなく事の動きはわかっていましたので、私は時系列を知っていますが、ちょっとわかりづらいかもしれません。
また、総理の現地の視察の説教場面がなかったのが気になります。
(Amazo○プライムだったからでしょうか。カットしてるのだろうか…)
一番見たかったのはそこだったので少し残念。

専門用語が多く、パートナーは
F1ってなに?
ってなりました。
福島第一
その辺り、説明が少なめ。

盛り上がりには欠けますが、政府側の有識者はマイルドに使えない仕上がり、
それよりも、情報の甘さ等や決断力など、政治家なりの苦悩が淡々とではありますがわかります。
言葉の説明と言うよりも、映像で驚愕したりする場面も良く出ていますし、
総理側の原発の怖さも表されています。
この単体で見たら、きっと抑揚がないので眠くなる気もするので、両方見ることをお勧め。
先にあちらを見たので、それが正解だったと思います。
見る予定なら、そうした方が良いかも知れません。
現場側は、大分感じ方が違うのです。

最後のくだりは、現実的で、この映画は素晴らしい。
政治では何も出来なかった悔しさも、一言で全て察する事ができます。
人への文句だけではなく、そういう意味では大人の心情が伝わります。
また、向こうと真逆で、原子力事故は終わりじゃない。
それがいい。
そう、原発はまだ終わりじゃない。
その理由もしっかり出ています。
向こうは
…あちらは繰り返しますが、復興○ですから、終わりにしなくてはならないのです。
オリンピックがありますし。

私自身は、チェルノブイリという海外ドラマも見ていて、原発の話はそれなりに興味があっての事ですが、これは重要だと思っているので、尚更でした。

向こうを見た後ならば、こちらはこちらでプロパガンダと感じる人もいますが、比べれば、ですが酷くはなかったです。
よっぽどリアルな当時の様子ではないでしょうか。
映画的には、そりゃあお涙頂戴は良いでしょうが、問題提起としては十分伝わって来ます。

あ、後ですね、当時の補佐官の寺田学さんのblogから一応フォローすると

「撤退はあり得ない」

はそれに近いことを現実に言っています。
菅さん、東電に撤退されたら、自分一人で現場にいくつもりでした。
これは演出ではないです。
彼は行った所で何も出来ないと思いますが(苦笑)
その時、さすがに身の危険に、周りのSPにも空気で配慮して、寺田さんも子供が欲しいと思い、
ついて行かないよ、
と悔しさ紛れに拒否してます。

「もうトシだから、死ぬのは怖くないんだよね~」

とその後も発言していたらしいですよ。
逆に映画的には、そこに向けて一番やり易い演出だっただろうに、出てなかったのが不思議…。

また、時系列は上記と逆になりますが、視察に行った事で、吉田所長に信頼をおけることも言っていました。
菅さんについた原発の有識者よりも、ハッキリと明確に菅さんに、何をするか伝えてくれたので、信頼出来ると話していたそうで。

この辺り、寺田学さんがblogで嘘を言っていたとはプロパガンダ(政治的情報操作)にしても、全く思えないんですよね。
気になったらこちらもご覧下さい。

また、Fukushima50は安○さん派。
こちらは菅さん派っぽいですので、それぞれ違う見極めは必要かと。
後、自分もですが、情報操作には負けないで。
良くプロパガンダ反対の映画を見ているせいか、日本人のTVやメディアを信じ過ぎる傾向は個人的に嫌で…。
視聴率第一、コロナも有識者ならぬ現場に行った事もない人を信じ、
政治家を悪者に仕立て、右向け右。
そこは日本を槍玉にするどこかの国と同じ手法。
これ少し恥ずかしい。

最後に。
★は、映画的には感情的に騒ぐ、感傷的にもしていますが、抑揚なく、興味がないとダルいかな。
専門用語も然り、地震も予算の関係か、良くある再現ドラマみたいな感じで低め。

詳細評価

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