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劇場版 「Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower」 (2017)

監督
須藤友徳
  • みたいムービー 364
  • みたログ 1,850

4.27 / 評価:1,559件

長年fateファンとしては・・・

  • jad***** さん
  • 2017年11月5日 23時16分
  • 閲覧数 2373
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

pc版、fgo・エクストラなどアクションゲーム以外のfateは全て網羅している者です。
数多くいるキャラクターの中で凛、五次アーチャー、五次ランサー、四次ライダーが特に好きです。
挙げたメンツでお分かりかと思いますが、好みが偏っているため、ヘブンズフィールは苦手な部類に入る物語です。
その上でレヴューを書きたいと思います。

まず、ufotableの作画、本当に美しく、素晴らしかったです。
原作では回想でしか描かれなかった士朗の部活動の姿、士朗と桜の過去、慎二との細やかなやり取りなど、それを補完するような映像が多くあり、それぞれの人物を学生という視点からフォーカスしていて、とても嬉しかったです。
私の嫌いな慎二というキャラクターが、今回、凄く人間くさくて魅力を感じてしまいました。

そして、戦闘シーン。
新アサシンが現界~葛木先生・キャスター退場までのシーンは、原作ではただ気持ち悪いスプラッタホラーのようでしたが、設定に変更はあるものの、緻密に描かれていてあぁなるほど!と感心しました。
間桐のご老体の在り方なども気持ち悪さがすごく良かった。
ランサーと新アサシンとの戦闘は非常に見応えがありました。兄貴カッコイイ!
セイバーはオルタ化する様が描かれているのも新鮮でした。
何より黒い影の描写は想像を超えました。
ほんとに気味悪かった!凄い!

梶浦さんの音楽も、文句のつけようがありません。
特にAimerさんの「花の唄」は、作品の、あの陰鬱な雰囲気に少し華やかさ、力強さも見事に投影していて、劇場で聞けて感動してしまいました。

長年演じて下さっている声優さんのお芝居も言わずもがな、という安定感。
お見事!

ここまではプラスポイント。
以下はマイナスポイントと感じた所です。

全体的に、他の方も書かれていますが、マスターとサーヴァントとの関係、各サーヴァントのスキルなどの説明がないので、知識がないとストーリーが全く理解できないだろうな、とは思いました。
ただ、このようなアニメーション作品を鑑賞するに当たり、全く興味・知識がない人は手を出さないとも思います。
そんな珍しいケースの方は、まあ、鑑賞代は勉強代だと割り切りましょう(笑)
もしかしたら、制作側はここで嵌ってくれれば儲けもんみたいに思ってるかもですね。
ファンで気に入った人は何回でも足を運ぶものです。

あとは、尺がある分間延びしているカットが多々あり、それももったいない。

一番言いたいこととしては。
私は、ヘブンズフィールというより、桜があまり好きではありません。
しかし、原作をプレイしていてストーリーが進むにつれ、桜というキャラクターが掘り下げられ、胸が痛くなり何度か泣いてしまうほど揺さぶられるものがありました。
この作品にはそれがほとんどなかった。
少々影はあるものの、ただ儚くも美しいヒロインとしてしか描かれていませんでした。
本質はまるで逆なのに。
cmでも流れる「私が悪い子~」というセリフ以外に、原作で印象的だった、陰鬱な、表情・セリフをあえて切っているのが解せない。
非常に物足りなさを感じてしまいました。

全作品鑑賞するつもりですが、来年公開の第二章が楽しみでもあり不安でもあります。
映像美と音楽を目当てにして二度目の鑑賞に行くか悩むところです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不気味
  • 絶望的
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