KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV (2016)

FFシリーズは10・10-2・12等最近のタイトルをプレイしています。
13を途中で投げ出してしまい15の購入予定も無かったのですが、
映画版が高評価でしたのでデジタルレンタルで視聴しました。

ゲーム本編や本作の情報は一切得ずに観ましたが比較的すんなり世界観に入り込め理解できたのは多少なりともFFシリーズに触れていたからなのでしょうか。
個人的には理解のできない用語等はなく、集中して視聴ができました。

映像美は他レビューでも絶賛されていますので特筆はしませんが、
やはり観ていて楽しめました。

内容は良くも悪くも王道的で、比較的展開も読めてしまうものです。
物足りなさも確かにありますが、個人的には酷評するほどではありませんでした。
キャラクターも魅力的で好感がもてました。主人公かっこいいです。
当方は字幕版で視聴しましたので、吹き替えに関しての評価はとくにありません。

細かいツッコミどころもあるにはありますが、
強いて言えば、主人公の過去を示唆する描写が何度かあったので
その点をもう少し深く掘り下げてもらいたかった。
一瞬の回想とほんの少し主人公が語るシーンがあったのみだったので、
そのあたりがなにも理解できないまま終わってしまったのが寂しかった。

戦闘シーンはとても格好良くて、鳥肌がたってしまうほどでした。
リアルな映像で機械と魔法の世界が感じられました。
スピード感がありすぎてわけがわからない部分もありましたが、とてもよかった。

どのシーンがよかったどのあたりがおすすめかと言われると
真っ先に浮かぶシーンが全て映像美ありきなので総評としてはやはりそこなのかなと感じます。
が、元々映画にしてもゲームにしても感情移入して楽しむタイプではないので
許容内でしたし、満足しています。

元々ゲーム本編をプレイする環境がないため、
そちらの購入はしないつもりで視聴しましたが十分この映画だけでも満足できました。
というか映画の主人公がかっこよかったのでどうしてもゲーム本編の主人公が見劣りしてしまって、やはり食指は動きませんでした・・・

ゲームありきなので仕方ありませんが、すっきり解決！感動した！
というエンディングではないのでその点は事前の注意が必要です。
スタッフロール後のゲーム本編主人公達のノリの軽いシーンがどうしても合わず
視聴後の余韻が台無しになってしまったので星は4つです。