宮沢りえヒロイン、まずまずのホームドラマ
- sol***** さん
- 2020年10月7日 15時00分
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- 総合評価
釈然としないエピソードは二三あるものの、総体として無難に纏まっていたホームドラマ。
視聴後に調べたら監督は本作が初長編で且つ脚本もオリジナルとのこと。
となると上で書いた釈然としない部分というのも不慣れゆえかと理解もできよう。
・娘が絵具まみれにされた後の母娘の有様。それ以前に学校の対処の仕方。(あれ程の事態にあんな対処と反応はあり得ない)
・娘の実の母親を宮沢がびんたする。
・夜中にピラミッド組体操で絶叫するとか宮沢にとっても他の療養者にとってもいい迷惑。
後は過剰なお涙頂戴演出も全く気にくわない。
娘と聾唖の実母の手話による会話場面、実母にいつ手話を覚えたのか聞かれた娘の「母(宮沢)がいつか役に立つから覚えておくようにって」の場面に涙が溢れはしたけれど・・・
なんて難癖つけるばかりではなく、それぞれ複雑な出自の個性が集っての「家族愛」の有様もそこそこ描けていたのは間違いない。
結果的には自分探し人:松坂桃李も加わっての切なくもハッピーエンドという収束も後味は悪くなかったしね。
個人的最大の収穫は宮沢りえの芝居が結構安定しているようにに見えたこと。本作で二作目だがこれなら他の宮沢出演作品も演技に関しては不安なく見ることが出来そう。
早速レンタルしたい。
総評三ツ星
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