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グッバイ、サマー (2015)

MICROBE ET GASOIL/MICROBE & GASOLINE

監督
ミシェル・ゴンドリー
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  • みたログ 496

3.58 / 評価:340件

自分の選択や行動によって決まるんだ!

  • fg9******** さん
  • 2018年4月9日 14時53分
  • 閲覧数 1314
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …ミシェル・ゴンドリー監督の作品では、『僕らのミライへ逆回転(2008)』が映画愛で満たされる、ちょっぴり笑えてちょっぴり泣ける心温まる作品だったので、愉しみに観てみる。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。
 『見た目が女の子っぽく、級友にチビとからかわれる14歳のダニエル(アンジュ・ダルジャン)は、悶々とした日々を過ごしていた。
 ある日、目立ちたがり屋で機械いじりが趣味のテオ(テオフィル・バケ)が転校してくると、周囲から浮いた存在の二人は意気投合する。
 うんざりするような日常から抜け出そうと、彼らはスクラップを集めて作った“動くログハウス”で夏休みに旅に出る。』
 先ずは、ダニエルの母ちゃんがオドレイ・トトゥだったので、なんだかとっても嬉しくなる。
 で、ダニエルは画家志望でもあり、彼の描くパンク風の絵画はイカシテいたが、春画紛いの際どいデッサンも描いていて、それらはベッドの下に隠しているのだった(後で母ちゃんに見付かるが、怒りもせずにあっけらかんとした母ちゃんは好人物だったな……)。
 で、ストーリーに戻ると、ダニエルとテオが作った車は陸運局の認可が下りなかったので、ログハウスを装った車を作ったのには感嘆した。
 でも、これだって許可は下りる筈もなく、先ずは年齢的にも無理じゃないんかい?なんて、そんな野暮は言わずに観続ける。
 で、親に嘘を付いて、2人は“動くログハウス”で夏休みに旅に出るのだった。
 旅の途中で、子供に家を出ていかれた歯医者の夫婦に歓待されたり、女の子に間違えられるダニエルは、髪を切るために散髪屋に入るのだったが、そこは風俗店で、その店のお姉さんからバリカンで頭を剃られそうになったので、飛び出して逃げたら、頭の真ん中だけが剃られたサムライ(落ち武者)ヘアースタイルになってしまうのだった。
 その風俗店のお姉さんは日本語を喋っていたので、なんだか嬉しかったな。
 道中で、彼等の“動くログハウス”は、ロマ人の家と間違えられて焼かれてしまったり、ふとした気持ちの行き違いで喧嘩してしまったり、また、仲直りをして旅を続けるのだった。
 で、ダニエルは、自分でスッカリ丸坊主に頭を刈ってしまうのだが、顔立ちがイイので坊主頭も似合っていたな。
 で、いよいよ金欠になってしまったので困惑した彼等だったが、ある町で絵画コンテストを催していて、絵の得意なダニエルが参加して2位の賞品のパリまでの往復航空券をゲットするが、往復ではなくて片道2枚の航空券に交換して貰って家路に就くのだった。
 で、ひと夏の冒険の旅が終わり、家に帰って大目玉を喰らう筈が、なんとテオの母親が病気で亡くなっていたのだった。
 テオは学校を退学して親戚の家に預けられることになり、ダニエルはテオのいない新学期を迎えるのだった。
 で、テオの悪口を言った奴がいたので、ソイツを思いっ切りぶん殴って母親と共に学校から叱責を喰らう羽目になるのだった。
 このダニエルのパンチがひと夏の冒険の旅を経て成長した証しか?
 常々、流されることが大嫌だったダニエルが己の意思を貫いた激烈なパンチだったな。
 テオは、自分の信念を曲げない本当にイイ奴だったな。
 ダニエルはテオの言った次の言葉をパンチにして繰り出したのだった。
 「髪型で個性は決まらない。自分の選択や行動によって決まるんだ!」
 原題はダニエルとテオの綽名の『Microbe et Gasoil(ミクロとガソリン)』なのだが、邦題の『グッバイ、サマー』もなかなか捨て難く、過ぎ去りし淡い少年時代のひと夏の終わりを甘くも切なく思い起こさせる、非常に愉しめた青春ロードムーヴィーだった。

 (メモ 総レビュー数:2932件、2018年度:117作品目)

詳細評価

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