ここから本文です

バースデーカード (2016)

監督
吉田康弘
  • みたいムービー 196
  • みたログ 913

3.68 / 評価:784件

「パパ、頭を撫でて」

  • fg9***** さん
  • 2018年2月14日 16時53分
  • 閲覧数 937
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

文字制限を超えてしまったので大幅に削除し箇条書きにしてみた。
紀子が面接で自分の名前の由来を語るところから始まる。
就職試験かと思ったら後で明かさる。
小学生の頃、紀子は「泣き虫紀子」という綽名で弄られていた。
ピエロの鼻を付けた母が迎えに来て紀子と一緒に図書館に行く。
紀子「私は主人公でなく、脇役でイイ」
母親「どうしてそんなことを言うの。この図書館のなかに何冊の本があると思う?本の数だけ主人公がいるのよ。のんちゃんも自分の人生では主人公なのよ」
「それでも、私は脇役でイイ」
序盤、そんな紀子の引っ込み思案ぶりが描かれる。
で、ママは紀子が10歳の時に毎年バースデイカードを送ると約束して亡くなってしまう。
11歳の誕生日を迎える。
本当にママからバースデイカードが送られてきた。
「退屈な人が割引セールで買った花はなんだ?」というクイズで、向日葵の種が入っていたので庭に埋めて向日葵が咲き乱れる。
12歳のバースデイカードにはチョコマフィンの作り方が書いてあり、それを作って学校へと持って行ったら、美味しかったのでクラスの人気者になる。
14歳のバースデイカードはドキドキものだったな。
なんとキスの手ほどきが詳細にしたためてあった。
枕を相手に見立てて練習し、夏祭りの日にクラスの男の子とのキスを妄想する。
16歳の誕生日は学校をサボって映画を観る。
17歳の紀子は、母の故郷である小豆島に向かう。
母の親友だった石井沙織(木村多江)の家にやっかいになり、学生時代の母の優秀闊達さを思い知り、自分の引っ込み思案を嘆く。
修学旅行をボイコットしてピンクレディーの解散コンサートに行った母の自由奔放さに舌を巻く。
母たちが埋めたタイムカプセルを開けてみる。
母のタイムカプセルには、ピンクレディーの解散コンサートのパンフレットが入っていた。
紀子は1頁を開くと沙織に渡す。
沙織が開くと、そこには母の字で「沙織、ごめんね」と書かれていた。
沙織は、紀子の母とともに修学旅行をボイコットしてピンクレディーの解散コンサートに行く筈だったが、親に泣きつかれて寝返ってしまったのだ。
泣き崩れる沙織にオラッチも涙ぐむ。
19歳の誕生日は、バースデイカードを読むことを拒む。
理由は、ママに自分の人生を決められたくないからだと答える。
パパがテーブルをバン!と叩いて「ママに謝れ!」と怒る。
父の剣幕に驚いたものの「それだったら、ここにママを連れて来てよ!」と怒鳴り返して家を出る。
このセリフは、父親でなくても堪えたっけな。
20歳を迎えた最後の手紙には、10年前に紀子が投げかけた質問への返事が記されていた。
「10年前といっても、私にはついこの前ことですが、のんちゃんに質問されて答えられなかったことを答えます。ママの人生は決して思いどおりではなかったし、数えきれないほどの後悔もし、心残りばかりでした。でも、ママは自分の人生に満足しています。パパと出会い、のんちゃんと正男が生まれてきてくれたこと、それだけでママは大満足です。のんちゃん、今まで読んでくれて、ありがとう。バイバイ、のんちゃん」
母と娘の愛情深い絆に涙腺決壊だ。
成人した紀子は幾分か明朗闊達になっていて、図書館の司書の仕事に就いている。
14歳の誕生日にキスの手ほどきをされ、その際に妄想した男の子と交際中だ。
その青年はラーメン店で修業中で、その店ではクイズ番組「アタック25」が流れていた。
そのクイズに紀子が片っ端から正解するので、その青年は「アタック25」に出ることを進める。
紀子は応募するものの、筆記試験では受かるが面接で落ちてしまう。
冒頭のシーンは「アタック25」の面接のシーンという訳だ。
何回かの落選の末に遂に念願かなって出場が決定する。
最後の1問が答えられずに紀子は優勝を逃してしまうが、帰途の船上で青年との結婚を父親から認めて貰い、「パパ、頭を撫でて」と甘えるシーンは微笑ましかったな。
これでハーピーエンドで幕引きかと思ったら、紀子の結婚式の当日だ。
20歳の正男の誕生日のバースデイカードの中に結婚した時のための紀子宛の手紙が入っていたのだ。
「のんちゃん、結婚おめでとう。結婚式には出られないけれども、これを身に付けてね」
小箱を開けると、手縫いのレース編みの純白のブーケが入っていた。
これで母親ものんちゃんの結婚式に参列できたのだ。
なかなかのサプライズにまたまた涙腺決壊になってしまったな。
宮崎あおい、橋本愛はイイ女優になったな。
ユースケ・サンタマリアも納得の父親だったな。
弟役の須賀健太は久しぶりで見たが、イイ役者に育ったな。
観始めたら邦画お得意の難病ものだったのでチョッピリ気が引けたが、その部分は殆ど出さずに、親と子の深い情愛で結ばれた絆を丁寧に繊細に描かれていて、なかなか見応えのある良作だった。
 (メモ 総レビュー数:2875件、2018年度:60作品目)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 勇敢
  • 切ない
  • かわいい
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ