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ニュースの真相 (2015)

TRUTH

監督
ジェームズ・ヴァンダービルト
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3.50 / 評価:704件

質問をしなくなったら、この国は終わりだ

  • fg9***** さん
  • 2017年9月4日 13時15分
  • 閲覧数 1008
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。
 『アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が再選を目指していた2004年、放送局CBSのプロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)はダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)が司会を務める報道番組で、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑をスクープする。
 それはアメリカで大反響を呼ぶが、後に証拠は偽造されたものだとブロガーが指摘したことから、メアリーやダンら番組スタッフは世間から猛烈な批判を浴び……。』
 「猛烈な批判を浴び……」というか、重箱の隅を突っ付くような論点のすり替えでネチネチと迫ってくるのだった。
 ケイト・ブランシェットは、『ヴェロニカ・ゲリン』を彷彿させる強い女性を演じさせたらピカイチの女優で、いっかな怯むことなく対応策に毅然と立ち向かうのだった。
 でも、家族にも及ぶ誹謗中傷の雨アラレに心が砕けて、打ちひしがれてしまうシーンは切なかったな。
 そんな折、彼女の精神的な支えとなる旦那さんは夫婦の誉れだったな。
 それに比べて、彼女の父親は下衆の極みだったぞ。
 血が繋ながっていても、心が繋がっていなければ他人同然なんだな。
 ダン・ラザーを演じたロバート・レッドフォードこそが彼女の父親のようだったな。
 如何なる時でも心を乱されず、揺るぎない決意を裡に秘めた静かな佇まいは貫禄たっぷりだった。
 彼の言った次の言葉はアメリカだけに留まらない。
 「質問をしなくなったら、この国は終わりだ。」
 でも、決定的な証拠を見付けて、メアリー・メイプス一派の一発大逆転とはならなかったので、最近観た『スポットライト 世紀のスクープ』のようなカタルシスは得られなかったが、立ちはだかる大きな権力の前にあって怯まず、原題の『TRUTH(=真実)』を白日の下に晒そうとするジャーナリスト魂は十分に伺えたので、一見の価値はあった。

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