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弁護人 (2013)

THE ATTORNEY

監督
ヤン・ウソク
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3.48 / 評価:482件

痛快劇が権力により潰されるも巻き返しあり

  • sol***** さん
  • 2020年12月8日 15時26分
  • 閲覧数 351
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ゆるゆるの序盤から徐々に核心へと引き込む常套手段にまんまとしてやられたが中々の見応え。

実話ベースとのことで並みの創作的オリジナル脚本とは一線を画すリアル感。
1980年代の韓国軍事政権下ではああいったアカ狩りが実際になされていたことに驚愕。

映画的には、最初は他の弁護士がバカにするような仕事で金を稼ぐ「成金弁護士」に過ぎなかった高卒弁護士が、懇意にしている食堂の息子がアカ狩りにより逮捕拘留。拷問による自白で罪状をでっちあげられ刑を科せられるのを阻止しようと奮闘する過程を熱く描写。

成功点としてアカ狩りの首謀者でもある警察トップの国家権力を笠に着た実に憎々しい演技。その傲然とした尊大さにこちらも怒りがふつふつ湧いてくるほど。だからこそ被告や弁護人側にも自然に肩入れできたし、軍医の証言で無罪を勝ち取れそうになった時は痛快とも感じることが出来た。
しかし、それを踏みつぶしたのは誰にもどうにもできない「強大横暴な国家権力」。

ここでアカ狩り法廷は終了となるが、その後主役弁護士が以前は自らけなしていたデモ活動で逮捕され、公判に被告人として立つ場面でエンドとなる。その際のハートウォームエピソードが上のアカ狩り裁判敗訴の穴埋めには少しはなり、くすぶったままの締めとならなかったのが救い。
※この部分が実話かは分からない。
※※視聴後に調べてモデルとなった弁護士こそ後の大統領ノ・ムヒョン氏と知り、韓国の歴史を何も知らなかったんだなぁと我ながら呆れる。

というわけで痛快とはいかなかったが、ある程度の爽快さが吹き抜けた一級の社会的娯楽作品でしたね。

3.9の四つ星


右だろうが左だろうが独裁国家では強権弾圧的取り締まりが今現在も行われているわけで、拷問も日常的だろうから想像するだけでため息も出ようというもの。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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