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エヴォリューション
2016年11月26日公開

エヴォリューション

EVOLUTION

PG12812016年11月26日公開

da5********

1.0

暗喩の限界をまさぐる舞踊劇、のなりそこね

FGMとか、至近未来の異常管理社会(ファシズム含む)とかへの警鐘のようなものを鑑賞者が期待しても、何も出てこない。“美しい悪夢”に、ただつきあわされるだけ。 映像そのものは美しくも何ともない。昨今は、水と光さえ映り込んでいれば大抵の映画評論家に褒められてしまうようだが、客を騙すことまではできない。 この作品、音を消して字幕もなしで観ても、理解度は変わらないと思う。各人物がずっと無表情。発声にも、強弱はあるが抑揚がない。演技と呼べるものは一切ない。手足や首を時々動かしているだけだ。踊りを想わす無言劇。全員、エキストラ。全員、自動人形。 悲しいことに、それでも鑑賞者は何らかの暗喩を探ろうとしてしまう。謎をかけた側が勝利? いやいや、単なる痛み分けの作品。

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