タイトル通りだが・・
- chi***** さん
- 2020年10月25日 3時05分
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「ヴィクター フランケンシュタイン」とは
怪物を作り出した科学者の名前で、怪物には名前はない。
なので、ヴィクターにフォーカスした映画なのだから
タイトル通りといえば、タイトル通りなのだが
怪物が、ほとんど出てこない。
終盤に、怪物を作り出して、凶暴につき、瞬殺で終了なのだ。
原作では、怪物は凶暴ではなく、紳士的で、知能も高い。
醜いと言うだけで虐待され、おかしくなってしまっただけなので
また、誤解が広がると悲しくなった。
怪物の代わりに、助手的な、せむし男、イゴールがフォーカスされる
恩を着せられ、強制的に研究に協力させられて可哀想だし
最終的な怪物の創造にも協力しなかったのに
ラストでは、いきなり、友達に昇格していたのが、凄い違和感。
対等の友達に「お前は僕の最高の創造物だ」などとは言わないから
友情物語に仕立てあげて帳尻を合わせた感が半端ないのだが
原作では、ヴィクターは、命をもて遊ぶ 人でなしなので
ヴィクターがいい人になっている点も良かったと思った。
イゴールは、せむしも治してもらい、美人な彼女までできて
幸せに暮らせたようなので、ハッピーエンドではあるし
ここまでイゴールに着目した作品はないと思うが、
やっぱり、醜いというだけで、心優しくても怪物なのか?という方に
ちからを入れて欲しかった。
いっそ、今の整形の技術で、美人になり、幸せに暮らしたとか・・
でも、失敗しないと、死者が甦り、悪用されて
大変なことになるから、破綻しているのだけれど・・
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