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西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人 (2016)

西遊記之孫悟空三打白骨精/THE MONKEY KING 2

監督
ソイ・チェン
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3.41 / 評価:83件

なかなかに忠実

  • 沢口なつき さん
  • 2017年5月14日 11時38分
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

西遊記の原作が大好きで何回も読んでいます。
本作は 原作になかなかに忠実です。

しかしどの西遊記の映像化された作品を見ても不満なのは 悟空が必要以上にあらくれもので見た目もごつすぎること。

石の卵から生まれた孫悟空は体は小さく暴れん坊でどこまでも純粋で一直線で他人を思いやる気持ちを持っている。
他人の親切心には涙を流し、自分の大切な人のためには命をなげうってまで戦う。
西遊記の魅力というのはこういうキャラクターにあるのにそこを上手く描けていない。


ちなみに三蔵玄奘はこの世に9回生まれ変わっており、それまでのすべてを沙悟浄に殺されている。

沙悟浄が首にネックレスとしてかけている骸骨は全て三蔵玄奘のもの。

玄奘には足の小指が無く、それは 生き別れになる運命の息子と再び出会った時に誰だかわかるようにと母親が食いちぎったため。


原作では白骨夫人の出番は少なく人間に化けては悟空に殺されるのだが「解屍法」(かいしほう)という術を使い自分の命が尽きる寸前に魂だけ逃げ出す、ということを三度繰り返した後に殺される。
なので玄奘との面識もない。

この白骨夫人の章でのテーマはまだ知り合って間もない師弟の絆。
妖怪だと判別できる悟空は妖怪を殺しただけだったが玄奘にとってはそれが人間にしか見えない。
悟空が三蔵玄奘に破門されてしまう。

後に三蔵玄奘は真実を知り悟空に申し訳ない気持ちを持つのなら悟空もまた自分に至らないところがあったためにこういうことになってしまったと反省する。


何が言いたいかというと二人とも超人ではあるがどこまで行っても私たちと同じ人間だということ。

どちらが一方的に正しかったということではなくどちらも反省をしてまた一緒に旅を続ける。




根底に愛が流れているのがこの西遊記であり 最大の魅力となっている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • スペクタクル
  • 不気味
  • 切ない
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