レビュー一覧に戻る
エル・クラン
2016年9月17日公開

エル・クラン

EL CLAN/THE CLAN

PG121102016年9月17日公開

fg9********

3.0

ネタバレ乾いた笑いで顔が引き攣ってしまったワイ

 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。  『1983年のアルゼンチン、裕福なプッチオ一家は近所の評判もよく、幸せに生活していた。  ある日、二男が通う学校の生徒が誘拐され消息を絶つ。  それ以来、一家の周辺で金持ちだけがターゲットにされる身代金誘拐事件が続発し、近所の住民たちは不安を募らせる。  一方、いつも通りの生活を送るプッチオ家では、父アルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)が鍵のかけられた部屋に食事を運ぶと……。』  先ずは、実話だということに驚かされる。  このアルキメデスという人物は、かつては政府の情報管理官として働いていたが、1982年、フォークランド紛争の敗戦によって軍事独裁政権が失脚し、民政が始まる中、アルキメデスも職を失ってしまうのだった。  で、富裕層をターゲットとした身代金誘拐事件を繰り返すのだった。  最初は、長男・アレハンドロのラクビ―仲間を掻っ攫うのだった。  掻っ攫い方もなんだか出たとこ勝負的で、よくもまぁ、警察に嗅ぎ付けられないもんだと疑念が湧く。  でも、なんか、政府筋に強力なコネがあって隠し通しているようだったな。  で、アレハンドロは我知らずのうちに誘拐の片棒を担がされてしまい、しかも、そのラグビー部の友達は、誘拐後射殺されてしまったのだった。  アレハンドロは、殺したことに憤りを感じ罪の意識にも苛まれたが、多額の報酬の前に罪悪感も雲散霧消してしまうのだった。  で、その報酬でサーフ・ショップなんかも開いたりして、客の女の子と懇ろになり、その子と一緒に堅気の道を歩もうとするものの、父親に脅されて更なる誘拐に加担するのだった。  で、解説にもあるとおり、なんと!誘拐した獲物を自宅に監禁するのだった。  もう、誘拐そのものが日常生活の一部になっているようだったな。  奥さんと娘っ子たちは、本当になんも知らなかったのかな~。  で、4回目だったかの誘拐で遂に捕まってしまうのだった。  奥さんと娘っ子たちは、お父さんが全部一人で遣ったことだと庇ってくれると信じていたが、このオヤジは、涼しい顔をしてオレは無実だと言い逃れるのだった。  なんという鉄面皮!  この態度にはアレハンドロも堪忍袋の緒が切れて、オヤジを滅多メタにぶん殴るのだったが、その後のアレハンドロのダイビング・シーンは若干インパクトがあった。  で、エンディングとともに後日談がテロップで流れ、奥さんと娘っ子たちは無罪だったが、鉄面皮のオヤジは終身刑を喰らうのだった。  そりゃぁ、そうだ。  死刑にならないのが不思議だと思っていたら、更にテロップが流れて、この鉄面皮オヤジは20年で釈放されて、その後、弁護士の資格をとり新妻も手に入れて、なにやら優雅な余生を送ったらしいのだが……そんなアホな……乾いた笑いで顔が引き攣ってしまったワイ。  なんか、面白いのか面白くないのか、よ~解からん作品だったが、プロローグとエピローグの両方で、大好きなザ・キンクスの「サニー・アフタヌーン」がフルで流れて懐かしかったので、一見の価値はあったということにしておこう。

閲覧数942